ランニングで膝外側が痛いときのストレッチと治療

  • ランニングをすると膝の外側が痛くなる!
  • 歩くのも痛いときがある!
  • ストレッチと治療法を知りたい!

このような悩みを抱えていませんか?

ランニングによる膝外側の痛みは、腸脛靭帯炎(ランナー膝)といいます。

長距離ランナーに多く、再発しやすいため、ストレッチと治療法を知っておくと便利です。

この記事では、腸脛靭帯炎のストレッチと治療について解説しています。

是非、参考にしてみてください。

1.腸脛靭帯炎とは

腸脛靭帯炎とは

腸脛靭帯は、太ももと膝の外側を通る大きな靭帯です。

膝関節の外側を通るとき、大腿骨の骨の出っ張りと擦れ合うことで、腸脛靭帯に炎症が起こります。

ランニングのような一定のリズムでの膝の曲げ伸ばしが繰り返されることで、靭帯と骨との擦れ合いが増し、走るたびに痛みが現れるようになります。

腸脛靭帯は、お尻と股関節の外側の筋肉(大殿筋大腿筋膜張筋)が腸脛靭帯となります。

筋肉から靭帯へ移行する珍しい靭帯です。

そのため、大殿筋と大腿筋膜張筋をストレッチすることが大切です。

2.腸脛靭帯炎のストレッチ

2-1.大殿筋ストレッチ

大殿筋ストレッチ

ベッドまたは床に、伸ばすお尻側の膝を曲げ座ります。

大殿筋ストレッチ

その体勢から上体を少し前に倒し、5秒伸ばします。

大殿筋ストレッチ

さらに上体を前に倒し、5秒伸ばします。

2-2.大腿筋膜張筋ストレッチ

大腿筋膜張筋ストレッチ

右側を伸ばす場合は、左足を前にクロスして、上体を左に倒すと同時に右のお尻を右側へ突き出します。

この体勢で5秒伸ばします。

3セットを目安に実践してみてください。

3.腸脛靭帯炎の治療

腸脛靭帯炎の治療は、鍼治療が効果的です。

長距離ランナーと鍼治療は相性が良く、早期復帰を目指す人が通っています。

靭帯は、元々血行が悪い場所なので、自然に治るまでに時間がかかります。

ランニングを続けるということは常に負担がかかるところなので、ストレッチだけでは治らないことが多々あります。

鍼治療は、靭帯の血行不良を改善して、痛みを改善することができます。

4.まとめ

いかがでしたか?

  1. ランニング時の膝外側の痛みは、腸脛靭帯炎。
  2. 腸脛靭帯炎のストレッチは、大殿筋と大腿筋膜張筋を伸ばす。
  3. 腸脛靱帯炎には鍼治療が効果的。

膝外側の痛みでお悩みの方は、ご連絡ください。

腸脛靭帯炎(ランナー膝)について詳しくはこちら

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