腸脛靭帯炎(ランナー膝)のトリガーポイントはどこ?

  • 膝の外側が痛い!
  • 腸脛靭帯炎と診断された!
  • 腸脛靭帯炎のトリガーポイントを知りたい!

このような悩みを抱えていませんか?

腸脛靭帯炎は、スポーツ選手をはじめマラソンランナーに多いことからランナー膝とも言います。

長時間の運動により、膝外側の骨と腸脛靭帯が擦れ合い炎症が起こります。

その結果、その部分にトリガーポイントでき、痛みがなかなかとれない状態へと移行してしまいます。

この記事では、腸脛靭帯炎でトリガーポイントができやすい場所を解説しています。

是非、参考にしてみてください。

1.腸脛靭帯にトリガーポイントができる

腸脛靭帯にトリガーポイントができる

一番可能性が高いのは、腸脛靭帯そのものにトリガーポイントができる場合です。

腸脛靭帯炎が起こっている場所、つまり、骨と擦れ合い炎症がある場所です。

実際指で触ってみると、靭帯というよりも骨を触っている感覚になるかと思います。

腸脛靭帯自体は幅広い大きな靭帯ですが、この部分は薄くなっており、骨との摩擦でトリガーポイントができやすいです。

2.大腿骨の骨膜にトリガーポイントができる

逆に腸脛靭帯の方ではなく、にトリガーポイントができる場合があります。

トリガーポイントは、筋膜や靭帯だけにできるのではありません。

骨にも膜があり、骨膜といいます。

その骨膜が腸脛靱帯と擦れ合うことでトリガーポイントができます。

骨膜のトリガーポイントは指で触ってもわかりにくく、実際に鍼治療をするとわかります。

3.慢性的な腸脛靭帯炎は股関節も診た方がいい

  • 大腿筋膜張筋
  • 大腿筋膜張筋トリガーポイント

何ヵ月経っても治らない、治療しても良くならないなどの慢性化してしまった腸脛靱帯炎は、股関節を診た方がいいです。

そもそも腸脛靭帯は、骨盤の前にある大腿筋膜張筋が腸脛靭帯となります。

そのため大腿筋膜張筋にトリガーポイントができていることがあります。

赤が実際に痛みを感じている場所で✖がトリガーポイントです。

股関節から腸脛靭帯へ繋がっているので、股関節を診るとよくなることがあります。

4.腸脛靭帯炎を治すには?

4-1.スポーツや運動量を落とす

腸脛靭帯炎は、使い痛みによって起こりますので、運動を中止するか運動量を落とすことが大切です。

痛みのない範囲で身体を動かすよう心がけてください。

4-2.鍼治療をする

運動の習慣がある方は、身体の代謝が一般の人より良いので、鍼が効きやすいです。

また、靭帯の痛みと鍼治療は相性が良いので、効果的です。

5.まとめ

いかがでしたか?

可能性が高い腸脛靭帯炎のトリガーポイントをご紹介しました。

  1. 靭帯と骨が擦れ合う場所の腸脛靭帯
  2. 靭帯と骨が擦れ合う場所の骨膜
  3. 大腿筋膜張筋

腸脛靱帯炎でお悩みの方は、ご連絡ください。

なかいし鍼灸院