【症例】耳や眼精疲労からくる良性頭位発作めまい症と首こり、自律神経を落ち着かせたい 40代女性

主訴

  • 15年前から定期的な良性頭位発作めまい症が起きる。
  • 左耳は低音障害型感音難聴、右耳はメニエール病にて持病を持っており、その状態が悪化すると、めまい、眼精疲労、首こり、耳鳴りなどの自律神経症状がきつくなる。
  • 鍼治療で自律神経を落ち着かせてほしいと当院へ来院。

症状

特にめまいと耳の症状がメインとしてある。

状態がひどいときは、寝込むこともある。

トリガーポイント鍼療法

  • 頭半棘筋トリガーポイント
  • 肩甲挙筋トリガーポイント

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頚板状筋、菱形筋など。

触診にて、頭半棘筋ラインの首の中心部付近の凝りが強く、その奥に自律神経が出ているので、首こりを軽減することで自律神経も落ち着いてくると推測できました。

そのため、首こりに対するトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:鍼治療後すっきりして肩が軽くなった。1週間経ち元に戻ってきつつあるが、初回より良い。

3回目:寝込むことがなくなった。

4回目:前回の状態を維持している。

5回目:めまいがなくなった。耳の詰まりが強い。最近早く目覚めてしまう。睡眠が短いと体調が悪くなる。

6回目:めまいはなくなったが、耳の違和感が残っている。

7.8回目:睡眠が浅い。ホルモンバランスが乱れている感じがする。

9回目:調子が上向いてきた。

10回目:調子がかなり良くなった。不眠も解消された。一旦様子見。

まとめ

6回目まで週1,その後2週間に1回、10回目は1ヵ月後に来院され、状態の回復を確認し鍼治療卒業としました。

めまいに対しては、首の凝りを治療します。

首こりの自覚がない方でも必ず凝りが見つかります。

首こりが緩和されてくると、自律神経も整っていきます。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

メニエール病・めまいについて詳しくはこちら

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