【症例】動悸、息切れ、ストレス、肩こり 50代女性

主訴

  • 2週間前に突然安静時でも息切れが生じるようになった。
  • 病院でレントゲンや心電図など一通りの検査をしたが問題はなく、自律神経の乱れでは?とのこと。
  • 以前、ストレスで過呼吸になったので薬は服用している。
  • 仕事のストレスや肩こりが原因と考えている。
  • 動悸、息切れを何とか治したいと当院へ来院。

症状

動いていなくても動悸と息切れがする。

実は肩こりの自覚はあまりない。

喘息持ち。

薬を飲むと楽に過ごせる。

トリガーポイント鍼療法

  • トリガーポイント鍼療法
  • トリガーポイント鍼療法

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頚板状筋、菱形筋など。

触診やエコー検査の結果、首から背中全体の筋膜の癒着があり、体が緊張している状態でした。

筋肉が柔らかくなれば呼吸も楽になると伝え、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:鍼治療に恐怖心があるため、ソフトの刺激とする。

2回目:2日調子が良かったが、また動悸と息切れがした。

3回目:調子が良く、仕事中の動悸がなくなった。歩くと動悸がする。

4回目:今まで数歩で息が切れていたが、3分くらい歩けるようになった。

5回目:かなり調子が良い。たまに動悸がする。

6回目:ほとんど症状がなくなった。大丈夫そうなので、様子見とする。

7回目:1ヵ月後に来院。動悸と息切れが再発した。調子が良くなっても完全に治っていないため再発するので、根本的に治すこととする。

8回目:過呼吸があった。

9回目:軽い動悸があった。

10回目:軽い息切れがあった。

11回目:鍼治療後3日は調子が良いが、昨日動悸、息切れがあった。

12回目:3日間は絶好調。

13回目:昨日動悸が3時間あった。それ以外は調子良い。

14回目:すごく調子が良い。

15回目:調子が良い。

16.17回目:安定してきているので少しずつ間隔を空けながら治療を継続していく。

18回目:テレワークにより動くことが減ったせいか、少し動悸あり。

19回目:なんとなく息苦しさがある。

20回目:症状に波がある。今一つ。

21回目:だいぶ良いが、時々動悸、息切れがある。

22~28回目:安定して調子が良い。

29回目:昨日から少し息切れがある。

30回目:仕事が忙しくストレスになっている。ひどくはないが動悸がする。

31回目:調子が上向いてきた。

32回目:まずまず。

33~37回目:調子が安定している。

38回目:大雨警報のせいで動悸がひどい。

39回目:落ち着いてきた。

40回目:割と調子が良い。

41回目:調子が良い。

42回目:体力が落ちて息切れがする。

43回目:調子が良い。

44回目:昨夜過呼吸になった。

45回目:少し落ち着いた。

46回目:現状維持。

47~52回目:安定している。

53回目:またテレワークとなり息切れが出てきた。

54~57回目:安定している。

58回目:ストレスでたまに息切れがする。

59~68回目:安定している。

69回目:警報が鳴るとドキドキする。

70回目:まずまず。

71回目:昨日から調子が良くない。

72~78回目:安定している。

79回目:忙しくて不眠になると苦しくなる。

80回目:調子が良い。

81回目:ストレスにより軽い耳鳴りあり。

82回目:まずまず。

83~94回目:安定している。

95回目:3ヵ月ぶりの来院。調子が良い。継続的なメンテナンス中。大きな体調の変化なし。安定している。

まとめ

仕事上のストレスやちょっとした環境の変化がストレスとなり、自律神経が乱れて動悸や息切れが生じる症例です。

数ヵ月調子が安定したり、些細なことで体調が悪くなったり波がある状態でしたが、半年ほど症状が安定してきているので、現在はメンテナンスの意味合いが強い鍼治療を行っています。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

自律神経失調症について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

なかいし鍼灸院