【症例】首こりによる目の疲れ、吐き気、呼吸がしづらい症状 20代男性

主訴

  • 2年前から首こりを感じるようになった。
  • デスクワークでうつむく姿勢が多く、姿勢が悪いのが原因と考えている。
  • 整体やマッサージなどで改善を目指していたが、根本的な治療を受けたいと思い、来院。

 

症状

首を右に動かしにくい。

目の疲れ、吐き気、息苦しさ、呼吸のしにくさがある。

学生の頃から似たようなことがあった。

トリガーポイント鍼療法

  • 肩甲挙筋トリガーポイント
  • 頭半棘筋トリガーポイント

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、板状筋、頭半棘筋、多裂筋、菱形筋など

目の症状は首の筋肉、呼吸は背中の筋肉のトリガーポイントが原因と考え、施術しました。

症状経過

1回目:鍼の経験もあり、響きも大丈夫ということで、強めに刺激を入れ施術。

2回目:前回より調子は良くなっている実感がある。

3回目:首が動かしやすくなってきた。目が疲れると呼吸が苦しくなる。呼吸は、吸うときに酸素がうまく入っていかない感じ。呼吸が浅い感覚。

4回目:目が疲れやすい。吐き気と呼吸は少しずつ安定してきている。

5回目:左首の凝りは和らいで、右首の凝りがつらい。右目の方が疲れやすい。

6回目:吐き気がまだある。首は以前より動かしやすい。

7回目:吐き気は、疲れが溜まるとある。喉に違和感があり、物を飲み込みにくい。

8回目:喉の違和感は少し改善された。

9回目:以前より全体的に改善していると実感あり。

10回目:首はまずまず。急に腰痛と下痢ぎみ、排尿痛がある。腰の鍼治療も追加。

11.12回目:腰の違和感は良くなっている。たまに寝つきが悪くなる。

13回目:この1週間は良かったり悪かったり。

14回目:吐き気の頻度が減ってきた。

15回目:背中の張りが気になる。

16回目:背中の張り感は楽になってきた。全体的に良くなっている。

17回目:最初のつらさが10なら今は3。

18.19回目:吐き気もなくなり、今は首こりのみになった。

20回目:少し治療間隔をあけ来院。間隔があいたが、調子良かった。首こりだけある。一旦様子見。

まとめ

初回から週1の治療を続け、全体的な症状が安定してから間隔をあけていきました。

今回の症状は、首こりの悪化による症状が多数出ていました。

治療をしていく過程で、腰や下半身の症状が現れ、治っていきましたが、元々たくさんの症状が隠れている場合は、良くなっていく中で他の症状が気になってくるものです。

長年首こりが続くと、今回のような凝り以外の症状が現れるようになります。

それが「頚性神経筋症候群」という病気です。

症状が現れてしまうと、改善までとても時間がかかります。

適切な施術を行うと快方に向かいますので、同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

運営者情報

運営者情報
会社名 株式会社HARI51「なかいし鍼灸院」
代表者 代表取締役・院長 中石真人
経歴 高陽東高校→明治鍼灸大学→朝日医療専門学校

トリガーポイント・ファシアリリース専門鍼灸院として、症状の改善はもちろん、自分の健康を自分の力でコントロールできる人を一人でも多く増やすことを理念に掲げ、日々施術にあたっている。

資格 鍼灸師・柔道整復師
創業 平成24年9月3日
所在地 広島市中区上八丁堀4-28松田ハイツ702
電話 050-1255-9166

首こり(頚性神経筋症候群)について詳しくはこちら

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