【症例】無意識に力が入り背中が痛くなり息苦しい 30代女性

主訴

  • 2年前まで自律神経の治療をしており落ち着いていたが、1年前からまた症状がぶり返した。
  • 特に仕事中や就寝時に無意識に体に力が入って息苦しくてしんどい。
  • 当院のホームページに同じ症例があったので、治るかもと思って来院。

症状

背中が痛い。(ここ数年痛くなったり治ったりの繰り返し)

デスクワークや就寝時などの同一姿勢で無意識に体に力が入ると息苦しくなる。

起床時は特に背中や肩が凝り痛くなる。

腰も張りがある。(15年前に腰椎ヘルニアと診断)

トリガーポイント鍼療法

  • トリガーポイント鍼療法
  • トリガーポイント鍼療法

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頚板状筋、脊柱起立筋、菱形筋など。

触診とエコー検査の結果、首から腰までの筋肉の表層にある筋膜の癒着が強くありました。

首~腰まで広範囲に癒着があるため、通常より本数を増やして特別治療にてトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:細い鍼でソフトな刺激とする。

2回目:変化なし。

3回目:就寝時の緊張が少し減った。パソコン作業で背中が痛い。

4回目:良くなってきた。仕事後に痛みが出る。仕事中の緊張感が減っている。

5回目:緊張感がなくなってきた、多少息苦しさがある。

6回目:鍼治療1週間は状態が良いが、その後戻ってくる感じ。

7回目:以前より楽。

8.9回目:現状維持。

10回目:今回はしんどかった。

11回目:また少し良くなった。

12回目:3日前から右の背中がピキッと痛む。

13回目:体の緊張が少し入るが、前回より楽。

14~17回目:良い感じが続いている。安定している。

18回目:仕事が忙しく背中~腰が張っている。

19回目:4週間空いてこの1週間が一番辛かった。

20回目:前回より良いが、少し残っている感じ。

21回目:若干張りがある。

22回目:少し重い感じがする。

23~28回目:安定している。

29回目:背中が重くて張る感じ。

30回目:前回より良い。

31回目:腰が張る。

32回目:背中が張る。

33回目:調子が良い。

34~36回目:安定している。メンテナンス継続中。

まとめ

無意識に体が緊張したり息苦しくなるのは、筋膜の癒着によって体が締め付けられているからであり、それが自律神経の乱れに繋がります。

無意識に起こることなので、自分で対処するには限界があります。

鍼治療で筋膜の緊張が和らげば、症状が改善します。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

背中の痛みについて詳しくはこちら

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