頭がぼーっとして集中できないのは自律神経の乱れでは?

頭がぼーっとして集中できないのはなぜ?

それは、自律神経機能の乱れが原因かもしれません。

頭がぼーっとする以外に、他に気になる症状はありませんか?

吐き気、頭痛、めまい、耳詰まり、食欲不振、不眠、疲れがとれない、ストレス、全身がだるく力が入らない、首がよく凝る…

自律神経が乱れると、全身の症状に発展してしまいますので、早めの対処が必要です。

この記事では、自律神経の乱れの原因とケア方法を解説しています。

是非、参考にしてみてください。

1.自律神経失調症とは

交感神経と副交感神経からなる自律神経の機能が乱れ、頭がぼーっとする以外にも様々な症状が現れる病気の総称です。

病院で検査をしても原因がわからない場合に付けられる病名です。

自律神経失調症を確定診断できる検査がないので、今現れている症状に対する対症療法をしていくしかないのが現状です。

2.自律神経失調症の症状

2-1.体に現れる症状

  • 頭痛
  • めまい(立ちくらみ、ふわふわ、くらくら)
  • 吐き気
  • 耳鳴り
  • 微熱
  • 動悸
  • 冷や汗
  • 冷えやのぼせ
  • 過呼吸
  • 胸の圧迫感
  • 血圧不安定感
  • 全身のだるさ
  • 朝起きられない
  • 不眠
  • 胃腸障害
  • 体温調節障害

2-2.精神的な症状

  • 情緒不安定
  • 不安感
  • イライラ
  • 被害妄想
  • うつ状態

3.自律神経失調症の原因

病院では、はっきりとした原因がわからないため、周囲の人から怠けていると見られてしまうことがあります。

そのような無理解な態度がさらに苦しめ悪化する要因にもなります。

自律神経失調症の原因の背景には、精神的なストレスなど検査では推し量れない要素が多いです。

そのため、原因も多岐にわたります。

原因を強いて言うなら、食生活や運動不足などの生活環境、人間関係、性格などです。

また、お腹が弱いと腹痛や下痢、首が凝りやすいと頑固な首こりが現れるなど、体質的に弱い部分に原因があるケースもあります。

その人の背景にある原因を突き止めることが大切です。

4.なぜ自律神経は乱れる?

自律神経のバランスが崩れる直接的な原因は特定できませんが、間接的にはストレスや生活習慣が影響しています。

 

  • 緊張したときにトイレに行きたくなる。
  • 緊張したときに汗や手が冷たくなる。
  • ストレスがかかると、食欲がなくなる。
  • ストレスがかかると、眠れなくなる。
  • 睡眠不足が続くと、めまいを感じる。

誰でも経験があると思います。

このような状態が長引くと、耐えられる限界を体が超えてしまいます。

我慢強い人ほど自律神経が乱れると、長引く傾向にあります。

自分では感じないストレスが蓄積していたのだと思われます。

体への負担が許容範囲を超えてしまうと、自律神経やホルモンバランスに影響を与え、不快な症状が現れ始めます。

「何か調子がおかしい」と思いながらも、焦りや不安が新たなストレスとなって、さらに症状を悪化させる悪循環に陥ります。

5.自律神経を整える習慣を身につけることから始める

5-1.腹式呼吸をする

交感神経が緊張状態になると、呼吸が浅くなり、リラックス状態を作りにくくなります。

そんなときにオススメなのが腹式呼吸です。

1.仰向けに寝た状態で、3秒かけて鼻から息を吸い込みます。

息を吸い込むと同時にお腹も膨らませるイメージでしっかり酸素を吸い込むのがポイントです。

2.しっかり吸い込んだら、5秒かけて口からゆっくり息を吐き出します。

息を吐き出すと同時に膨らんだお腹をしぼませるイメージで行いましょう。

寝る前の日課にすると良いでしょう。

5-2.ゆっくりお風呂につかる

簡単にシャワーですませるのではなく、ゆっくり湯船につかって身体を温めましょう。

39~40度のややぬるま湯がおすすめです。

アロマオイルなどをお湯に入れると、リラックス効果が得られます。

特にラベンダーの香りが良いようです。

5-3.適度な運動、ウォーキングをする

普段から運動をする習慣がない人は、ウォーキングから始めてみましょう。

軽い有酸素運動をすると、お風呂と同じように身体の温度が上がり、気持ちよく眠りにつくことができようになります。

5-4.考え方の角度を変えてみる

ストレスの原因を突きつめていくと、人間関係や過去の出来事に必ず突き当たります。

そんなときはストレスを少し違う角度で見直してみましょう。

目の前にある問題は、自分で解決できるものなのか考えてみてください。

自分がいくら頑張ってもどうにも動かないものに深く悩むのは、やめましょう。

自律神経の治療は、薬や漢方の他に鍼治療といった選択肢もあります。

鍼治療は、自律神経に深くアプローチできる方法です。

6.まとめ

いかがでしたか?

頭がぼーっとして集中できないのは、自律神経の乱れが大きく関わることが理解できたと思います。

自律神経は、自分でコントロールできない神経であり、全身に分布しています。

そのため、自律神経のアンバランスは、全身の症状に発展する可能性があります。

早急の治療とケアが必要です。

運営者情報

運営者情報
会社名 株式会社HARI51「なかいし鍼灸院」
代表者 代表取締役・院長 中石真人
経歴 高陽東高校→明治鍼灸大学→朝日医療専門学校

トリガーポイント・ファシアリリース専門鍼灸院として、症状の改善はもちろん、自分の健康を自分の力でコントロールできる人を一人でも多く増やすことを理念に掲げ、日々施術にあたっている。

資格 鍼灸師・柔道整復師
創業 平成24年9月3日
所在地 広島市中区上八丁堀4-28松田ハイツ702
電話 050-1255-9166

自律神経失調症について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

なかいし鍼灸院