【症例】起立性調節障害で毎日学校に行けない 10代女性

主訴

  • 現在、中学2年生で半年前から朝起きられなくなり学校も休みがちになっていた。
  • 2ヵ月前は遅刻してでも学校に行けていたが、先週は1回しか行けず日に日に悪化している。
  • 小児科で「起立性調節障害」と診断され、鉄剤やサプリを服用しているが、薬はできるだけ飲みたくないとのことで、当院へ来院。

症状

小学生の頃運動すると倒れることがあった。

主な症状として、首痛、頭痛、めまい、気分不良。

トリガーポイント鍼療法

  • トリガーポイント鍼療法
  • トリガーポイント鍼療法

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頚板状筋、菱形筋など。

触診で首の筋肉の凝り、緊張が強く、自律神経の乱れも考えられました。

生活リズムを整えながら治療することで改善すると説明し、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:細い鍼で軽めの刺激とする。

2回目:鍼治療後痛みとだるさがあった。2日学校休んだ。

3回目:現状維持。

4回目:生活リズムがグダグダになっている。せめて寝る時間だけは決めるよう指導。

5回目:前回の鍼治療後、すごく楽になった。

6回目:体調に波はあるが、学校には行けるようになっている。

7回目:気分不良あり。

8回目:時々頭痛がある。

9回目:頭痛以外は良い。

10.11回目:調子良い方。

12回目:凝りの自覚が強い。

13~15回目:首と肩の痛みが強い。

16回目:肩痛が少し楽になってきた。

17回目:少ししんどい。夜眠れなくて昼まで寝ている。

18回目:睡眠が安定してきた。

19回目:座位からの立ち上がりでふらっとする。

20回目:調子まずまず。

21回目:たまに頭痛がある。

22回目:少し凝りがある。

23回目:今日だけ悪い。

24回目1日学校休んで2日遅刻した。3日連続で起きられなかった。

25回目:首痛あり。

26回目:不眠気味。

27回目:首と肩が痛い。

28回目:今日は起きられなかった。

29回目:眠るのが遅く朝起きられない。

30回目:睡眠バランスが良くない。学校には行けているが、ギリギリに起きている。

31回目:調子が安定してきた。

32.33回目:調子が良い。

34回目:だるさがある。

35回目:肩が痛い。

36回目:まずまず。

37回目:頭痛がする。

38回目:まずまず。

39.40回目:首痛あり。

41回目:調子が安定してきたので、月1回へ。

42~45回目:月1回メンテナンス継続中。

まとめ

寝る時間が定まらず生活リズムがつかめない状態でした。

まず睡眠リズムをつかむことが大切で、その上で鍼治療をしなければ良くなりません。

生活習慣を改善して少しずつ症状が安定していきました。

現在は高校に進学し毎日学校に行くことができています。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

運営者情報

運営者情報
会社名 株式会社HARI51「なかいし鍼灸院」
代表者 代表取締役・院長 中石真人
経歴 高陽東高校→明治鍼灸大学→朝日医療専門学校

トリガーポイント・ファシアリリース専門鍼灸院として、症状の改善はもちろん、自分の健康を自分の力でコントロールできる人を一人でも多く増やすことを理念に掲げ、日々施術にあたっている。

資格 鍼灸師・柔道整復師
創業 平成24年9月3日
所在地 広島市中区上八丁堀4-28松田ハイツ702
電話 050-1255-9166

なかいし鍼灸院