【症例】熱中症後の体の不調、自律神経失調症 20代女性

主訴

  • 3年前の夏に熱中症となり体調を崩して以降、度々体の不調が増えた。
  • 点滴や漢方で治療していたが、完治せず現在に至る。
  • 月1回体調を崩すことが多く、根本的に治したいと当院へ来院。

症状

肩こりと頭痛がひどい。

病院では偏頭痛と診断され、ひどいときは週に2回は発生する。

右の後頭部から側頭部にかけて頭痛が出る。

トリガーポイント鍼療法

  • 頭板状筋トリガーポイント
  • 頭半棘筋トリガーポイント

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頭板状筋、頚板状筋、菱形筋など。

熱中症から自律神経失調症になってしまった状態でした。

首の凝りが異常に強く感じられ、そこから頭痛に発展したように感じました。

そのため、首周りの筋緊張緩和を目的にトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:鍼治療が初めてだが、しっかり響かせる。

2回目:この1週間は頭痛がなく、薬を飲まなくてすんだ。

3回目:体調が良かった。若干頭が重たい感じはする。

4回目:1日だるい日があった。雨の日でも体調が安定している。

5回目:調子が良い。肩こりが楽になっている。

6回目:首肩が重く、頭痛があった。昨日が一番辛く、薬を飲んだ。

7回目:調子が安定している。

8回目:生理前がひどくなるがトータルで安定している。

9回目:凝りの自覚がなくなってきた。

10回目:3週間後に来院。安定している。頭痛はなかった。

11回目:1ヵ月後に来院。調子良い。頭痛なし。完治として終了。

まとめ

週1回の鍼治療を5回、その後2週間に1回と間隔をあけていきました。

回数を重ねるごとに効果が現れ始め、4ヵ月ほどで完治いたしました。

熱中症後の体調不良でお悩みの方は、ご連絡ください。

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