【症例】ワクチン接種後の右肩と右親指付け根の痛み 50代女性

主訴

  • 2年半前に五十肩になり、3日前にコロナワクチン接種後から親指の痛みと肩の痛みがひどくなった。
  • いつもは何となく痛いレベルだったが、コロナワクチンを打ったことで悪化している印象。
  • 痛みの緩和ともう少し可動域を広げたい、根本的に治したいと思い当院へ来院。

症状

親指の付け根の痛みはどこが痛いかはっきりわからない。

長年の五十肩の症状があり、肩回りの凝りから二の腕、前腕、親指と繋がって痛みが出ている。

肩の可動域制限は多少あるものの、日常生活に不自由なほどではない。

トリガーポイント鍼療法

  • トリガーポイント鍼療法
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施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頚板状筋、菱形筋、棘下筋、三角筋、上腕三頭筋、前腕伸筋など。

触診とエコー検査の結果、僧帽筋や三角筋など首と肩の筋肉の凝りや筋膜の癒着があり、そこから腕、母指へと痛みが広がっている状態でした。

そのため、首から腕までの主要な部分に対して、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり患部に響かせる。

2回目:少し首が楽だが、そこまで変化なし。

3回目:首を前に倒すと肩甲骨周りが痛い。

4回目:変化なし。

5回目:揉みたくなるような痛みがある。

6回目:負担がかかると遅れてきて痛みが現れる。

7回目:変化なし。

8回目:肩の前面が痛い。

9回目:現状維持。部分的に凝っている。

10回目:割と楽な方だった。姿勢を意識して凝りの自覚は減っている。

11回目:今回は肩より首が辛かった。

12~14回目:現状維持。

15回目:体を動かすとほぐれて楽になる。

16回目:現状維持。凝りが減少している。

17~19回目:親指の付け根の痛みがなくなった。調子が安定してきた。

20回目:2週間に1回に間隔を空ける。まずまず。

21回目:いわゆる凝っているなという感じ。

22回目:ワクチンを打つ前の状態まで回復した。

23~41回目:月1回のメンテナンス継続中。

まとめ

コロナワクチン接種後に元々あった症状が悪化した症例です。

注射をした部位に関連して五十肩に似たような症状が出ることがあります。

当院では、五十肩と同じ治療をすることで回復に向かいます。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

コロナ後遺症について詳しくはこちら

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