【症例】突然発症した右肩痛で腕が上がらない 60代女性

主訴

  • 数ヵ月前から右肩に違和感があり、昨日起床時に一気に激痛へと変わった。
  • どの動きでも痛みがあり、動かせない状態である。
  • 少しでも今の痛みを和らげたいと当院へ来院。

症状

肩関節可動域制限が強い。

寝返り、家事、睡眠など日常生活に支障が出ている。

痛みは肩の前面と後面に出る。

トリガーポイント鍼療法

  • トリガーポイント鍼療法
  • トリガーポイント鍼療法

施術部位

棘下筋、上腕二頭筋長頭腱、三角筋など。

触診にて、肩の前面と後面の圧痛が強く、エコー検査では肩の前面にある上腕二頭筋長頭腱に原因があると推測できました。

その部分に対して、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:鍼の痛みに不安感があるため、弱めに刺激で行う。

2回目:5日後に来院。鍼治療翌日から少しずつ痛みが減少し、ゆっくりなら腕を上げることができるようになった。

3~9回目:日常生活で動かすのは問題なくできるようになった。ひとまず症状は安定している。ゴルフをしていて、もう少し細かな可動域制限を改善したいとのことで、2週間に1回の治療を継続中。

まとめ

いわゆる五十肩の状態と考えられました。

痛みによる可動域制限があり、痛みが取れることで制限も改善しました。

痛みが出てすぐに治療開始することで、肩関節周りが固まることがなかったのが早期に改善した理由です。

時間が経過し完全に可動域が固定されると、改善までかなりの時間がかかりますので、早期に治療を始めることが大切です。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

五十肩について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

なかいし鍼灸院