【症例】筋トレで負傷したインピンジメント症候群　40代男性

• 半年前に筋トレでベンチプレスをしていて負傷した。
• それ以降、筋トレを中止しているが、痛みが取れず悪化している。
• 整形外科ではレントゲン検査で五十肩ではないと言われ、湿布だけ処方された。

腕を水平に上げる動作、後方に引く動作で関節内での引っ掛かりと痛みを感じる。

引っ掛かった位置から動かすことができない。

日常生活では着替えが難しい。

棘上筋腱、棘下筋腱、三角筋など。

運動検査の結果、インピンジメント症候群が疑われました。

インピンジメント症候群とは、肩関節を構成する肩甲骨と上腕骨の間で腕を動かすときに棘上筋腱が挟まり、引っ掛かりや痛みが生じる状態のことです。

このような場合では、棘上筋腱や棘下筋腱に対してダイレクトに鍼を打ちます。

実際、棘上筋腱のトリガーポイントに鍼が当たると、認知覚が生じました。

週1回のペースで通院してもらいました。

1回目:しっかり響かせる。認知覚が生じる。

2回目:あまり変化なし。

3回目:痛みの範囲が狭くなった。関節内だけ痛みが残っている感じ。バーベルは担げそうなイメージがする。

4回目:かなり調子が良いので、終了。

認知覚とは、痛いところに鍼が当たったという感覚で、この感覚があると劇的に効果が現れます。

今回のケースでも認知覚が出てから、引っ掛かりがなくなり痛みの範囲がかなり狭くなって、痛みが取れました。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。