【症例】坐骨神経痛によるハムスト痛、膝を曲げることができない 60代男性

主訴

  • 10ヵ月前から坐骨神経痛によるハムストの痛みと膝を深く曲げることができなくなった。
  • 朝は調子が良いが、30分歩いていると次第に痛くなる。
  • 奥様のご紹介で当院へ来院。

症状

左のお尻~ハムスト、膝窩の痛みがメイン。

歩行時は膝周りに力が入りにくくなる。

深くしゃがむことができない。

トリガーポイント鍼療法

トリガーポイント鍼療法

施術部位

大殿筋、中殿筋、大腿二頭筋、半腱様筋、腓腹筋など。

運動検査やエコー検査の結果、ハムストの筋膜異常による坐骨神経痛と判断し、ハムストを中心にトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり患部に響かせる。直後効果あり。

2回目:前回より良い。夕方になると痛みがひどい。

3回目:動き始めが痛い。

4回目:膝を曲げるとハムスト上部と下部の奥が痛い。前回より良い。

5回目:痛みが膝裏近くに移動している。

6回目:膝裏に痛みが集中している。

7回目:午前中は痛みがなく治ったような気になる。

8.9回目:現状維持。

10回目:膝裏の痛みが和らいでいる。

11~16回目:現状維持。

17回目:だいぶ良い。長時間歩いても痛みが出なくなった。後は膝を曲げたときに膝裏がつまる感覚があるのを治したい。

18回目:日常生活では階段を降りるときのみ痛い。

19回目:農業の仕事をしても大丈夫。

20.21回目:軽く走れるレベルまで改善した。

22~24回目:正座はできないが、深く曲げることができる。可動域が広がった。

25.26回目:定期的なメンテナンス継続中。

まとめ

回数を重ねるごとに少しずつ改善していきました。

長年の農業での酷使が原因でした。

季節によって負担のかかり方が違うようで、忙しくなるとひどくなるので、定期的なメンテナンスを行っております。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

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