【症例】めまいのある突発性難聴 70代女性

主訴

  • 1ヵ月前に突然めまいを発症し、吐き気がして入院した。
  • 病院では突発性難聴と診断され、入院中は点滴と吐き気の治療をし、退院後病院へ通院している。
  • 耳の詰まりと耳鳴り、めまいが辛い。

症状

急に向きを変える、寝転がるとめまいが出る。

ツーンとする耳の詰まりが常にある。

耳抜きはできないので、聞こえにくい。

今まで頻繁にめまいはあったが、今回は様子が違う。

今は吐き気はない。

耳鳴りは砂利を歩くときのような音が常に鳴っている。

トリガーポイント鍼療法

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  • トリガーポイント鍼療法

施術部位

胸鎖乳突筋、肩甲下筋、僧帽筋、頭半棘筋、顎二腹筋など。

エコー観察では首の凝りが強く、その結果、耳周りの血流を阻害していること、凝りによりめまいがひどくなることが考えられました。

そのため、首周りの筋肉に対して、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:鍼治療後楽になった。耳鳴りの音が小さくなった。めまいは変化なし。

3回目:耳の詰まりとめまいは変化ないが、耳鳴りがなくなった。

4回目:耳の詰まりは日によって詰まる日と詰まらない日が出てきた。少しずつ変化している。

5回目:状態良くなってきた。フワフワするめまいがある。

6回目:状態維持。フワフワめまいはあるが、一時期のひどいめまいはなくなった。

7回目:フワフワめまいも減ってきた。杖なしで歩けるようになった。日常生活も支障がない。様子見。

まとめ

耳鳴りはすぐ効果が現れ、めまいは少しずつ改善していきました。

めまいがある突発性難聴もあります。

メニエール病との区別が難しいですが、どちらの治療とも首周りの血流を改善することが大切です。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

耳鳴り・突発性難聴について詳しくはこちら

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