突発性難聴が治らない場合は補聴器?改善の可能性も解説

突発性難聴が治らない場合は補聴器?改善の可能性も解説

突発性難聴の治療を続けているものの、思うように聞こえが改善しない。 

このまま治らなかったら、補聴器が必要になるのだろうか。 

そんな不安を感じ、このページをご覧になっているのではないでしょうか。 

補聴器という言葉を聞くと、 

「もう治療は終わりなのか」 

「もう治る可能性はないのか」 

と感じてしまいますよね。 

特に40代、50代で仕事をされている方にとっては、できれば補聴器は付けたくない、まだ早いのではないかと思われることでしょう。 

実際に当院へ来院される患者さんからも、 

「補聴器しか方法はないのでしょうか」 

「まだ改善する可能性はありますか」 

というご相談を数多くいただきます。 

結論からお伝えすると、補聴器を検討することになったからといって、改善する可能性がなくなったわけではありません。 

補聴器は、低下した聴力を補い、日常生活を送りやすくするための大切な医療機器です。 

一方で、病気そのものを治すものではありません。 

だからこそ、改善する可能性が残されているのであれば、補聴器を検討する前に、今できる治療がないかを考えることも大切です。 

この記事では、補聴器が必要になるのはどのような場合なのか、本当に今補聴器を検討する段階なのか、そして改善する可能性が残されている方が知っておきたい考え方について、実際の臨床経験をもとに詳しく解説します。 

1.突発性難聴が治らないと補聴器になるの?

1.突発性難聴が治らないと補聴器になるの?

インターネットで調べると、補聴器について書かれた記事も多く、「もう補聴器しか方法はないのか」と心配になりませんか。 

突発性難聴が治らなかった場合、すべての方が補聴器を使用するわけではありません。 

補聴器が必要かどうかは、聴力がどの程度残っているのか、そして現在の聞こえで日常生活や仕事にどのくらい支障があるのかによって判断されます。 

また、発症からまだ1〜2ヶ月程度であれば、聴力が変化する可能性も残されているため、補聴器だけを考える時期とは限りません。 

そのため、補聴器が必要になるかもしれないと将来を心配するよりも、まずは現在の段階で改善する可能性が残されているのかを考えることが大切です。 

2.補聴器を検討するのはどんな場合?

2.補聴器を検討するのはどんな場合?

補聴器は、突発性難聴と診断されたらすぐに使用するものではありません。 

一般的には、標準治療を行った後も一定以上の聴力低下が残り、日常生活や仕事に支障がある場合に検討されます。 

例えば、 

  • 会話の聞き返しが増えた  
  • 電話での会話が難しい  
  • 会議や商談で相手の声が聞き取りにくい  
  • テレビの音量を大きくしないと聞こえない  

このように、聞こえにくさが生活へ大きな影響を及ぼしている場合には、補聴器によって聞き取りが改善し、生活の質が向上することが期待できます。 

一方で、発症からまだ1〜2ヶ月程度で改善する可能性が残されている時期であれば、補聴器だけを考えるのではなく、まずは治療を継続しながら経過をみることも大切です。 

補聴器は聞こえを補うための大切な選択肢ですが、今がそのタイミングなのかは、現在の病状や経過を踏まえて判断する必要があります。 

3.改善の可能性が残されているなら治療を諦めない

3.改善の可能性が残されているなら治療を諦めない

補聴器は、聞こえを補うための大切な医療機器です。 

実際に、補聴器によって仕事や日常生活での聞き取りが改善し、生活の質が向上する方も多くいらっしゃいます。 

しかし、補聴器は病気そのものを治すものではありません。 

そのため、改善する可能性が残されているのであれば、補聴器を検討する前に、今できる治療がないかを考えることも大切です。 

実際に、標準治療が終了した後でも、その後さらに聴力が改善した方が報告されています。 

また、改善の多くは治療終了後1ヶ月以内ですが、2〜3ヶ月、さらにそれ以降に改善した例も報告されています。 

改善する可能性が残されている時期であれば、鍼治療などを取り入れながら改善を目指すという選択肢もあります。 

当院でも、発症3ヶ月以内で「もう補聴器しかないと思っていました」と来院された患者さんが、その後少しずつ聞こえが改善し、補聴器を使用せずに日常生活を送れるようになった症例を経験しています。 

もちろん、すべての方に改善が期待できるわけではありません。 

しかし、改善する可能性が残されている時期であれば、「もう補聴器しかない」と決めてしまう前に、鍼治療という選択肢について考えてみる価値はあるでしょう。 

4.まとめ

突発性難聴が治らない場合でも、すべての方が補聴器を必要とするわけではありません。 

補聴器が必要かどうかは、現在の聴力や日常生活への支障の程度などを踏まえて判断されます。 

また、補聴器は聞こえを補うための医療機器であり、病気そのものを治すものではありません。 

そのため、改善する可能性が残されている時期であれば、今できる治療がないかを検討しましょう。 

特に発症から数ヶ月以内は、標準治療終了後に改善したという報告もあり、適切な時期に行動することがその後の経過を左右する場合があります。 

もし、 

  • このまま補聴器になるのではないかと不安を感じている  
  • まだ改善する可能性があるのか知りたい  
  • 今できることが残されているのか相談したい  

そのような方は、一人で悩まず、一度当院へご相談ください。 

補聴器を考える前に、一度ご相談ください

補聴器は、聞こえを補うための大切な医療機器です。 

しかし、補聴器を検討することと改善する可能性がなくなったことは同じではありません。 

改善が期待できる時期を逃さないためにも、「もう補聴器しかない」と考える前に、一度当院へご相談ください。 

参考文献

1.日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 

急性感音難聴診療の手引き(突発性難聴を含む)  

突発性難聴の診断・標準治療  

予後  

補聴器を含めた難聴への対応  

リハビリテーション  

2.Stachler RJ, Chandrasekhar SS, Archer SM, et al.
Clinical Practice Guideline: Sudden Hearing Loss (Update).
Otolaryngology–Head and Neck Surgery. 2019. 

突発性難聴の標準治療  

予後因子  

聴覚リハビリテーション(補聴器を含む)  

高気圧酸素療法  

3.Choi HS, et al.
Delayed Recovery in Idiopathic Sudden Sensorineural Hearing Loss.
Journal of Clinical Medicine. 2022. 

標準治療終了後も23.3%で遅延回復を認めた  

治療終了後も改善する可能性について報告  

4.Tsunoda A, et al.
Recovery of Hearing After Completion of Systemic Steroid Therapy in Sudden Sensorineural Hearing Loss.
Acta Oto-Laryngologica. 2007. 

治療終了後に遅れて改善した症例を報告  

改善時期の経過を検討 

運営者情報

運営者情報
会社名 株式会社HARI51「なかいし鍼灸院」
代表者 代表取締役・院長 中石真人
経歴 高陽東高校→明治鍼灸大学→朝日医療専門学校

トリガーポイント・ファシアリリース専門鍼灸院として、症状の改善はもちろん、自分の健康を自分の力でコントロールできる人を一人でも多く増やすことを理念に掲げ、日々施術にあたっている。

資格 鍼灸師・柔道整復師
創業 平成24年9月3日
所在地 広島市中区上八丁堀4-28松田ハイツ702
電話 050-1255-9166

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