- 頭痛がひどくて目の奥が痛い。
- めまいや吐き気もする。
このような症状で悩んでいませんか?
頭痛は後頭部やこめかみが痛くなることもあれば、目の奥が痛くなることもあります。
この記事では、目の奥が痛い頭痛の原因~併発する症状を解説し、ツボを使った治し方を4つご紹介します。
是非、参考にしてみてください。
1.頭痛の原因
頭痛の原因NO.1は、「首・肩こり」です。
次いで、目の疲れや睡眠不足が挙げられます。
また、ストレスやホルモンバランスの乱れなども頭痛と深く関わっています。
頭痛の原因は、日頃の生活習慣と関連があります。
以下の項目に心当たりはありませんか?
- 毎日パソコンをしている。
- 首・肩こりを日々感じている。
- 疲れがとれない。
- ストレスを感じることが多い。
- 冷え性である。
- 長時間同じ姿勢でいることがほとんどである。
- 母親も頭痛持ちである。
複数当てはまる場合は、普段の生活習慣を改める必要があります。
2.頭痛の種類
- 一次性頭痛…特にはっきりとした病気があるわけではないのに繰り返し起こる頭痛。
- 二次性頭痛…病気が原因で起こる頭痛。(脳腫瘍、くも膜下出血など)
これまでに経験したことのないような強い頭痛が突然起きたり、手足の麻痺やしびれ、ケイレン、激しい嘔吐、高熱などを伴う頭痛は、至急脳神経外科へ行ってください。
2-1.緊張型頭痛
頭痛の中で、一番多く発症するのが緊張型頭痛です。
長時間同じ姿勢を続けることによって、首や肩の筋肉が緊張します。
緊張した筋肉は血行が悪くなり、やがて凝りとなって頭痛が起こります。
緊張型頭痛の特徴として、
- 首・肩こりを伴う。
- パソコン作業など同じ姿勢で座っている人に起こりやすい。
- 後頭部を中心に頭全体が締め付けられるような重い痛み。
- めまいを伴うこともある。
- 温めると楽になることが多い。
2-2.片頭痛
緊張型頭痛の次に多いのが片頭痛です。
はっきりとした原因はわかりませんが、血管が広がり炎症を起こすことが原因と考えられています。
また、20~40代の女性に多いことから、ホルモンバランスの問題も関係していると言われています。
片頭痛の特徴として、
- 片頭痛が起こる前に、視野の中にチカチカした光が見えることがある。(閃輝暗点という)
- ズキンズキンと脈打つような痛み。
- 光や音に敏感になり、吐き気を伴うこともある。
- 頭や体を動かすとガンガン頭に響いてさらにひどくなる。
- 月に数回起きる。
2-3.群発頭痛
男性に多いですが、まれです。
目の後ろを通っている内頚動脈の炎症が原因と考えられています。
群発頭痛の特徴として、
- 目をえぐられるような激しい痛み。
- 一度症状が現れると、1~2ヵ月毎日続く。
- 一日に頭痛が現れる時間は1~2時間。
3.目の奥が痛い頭痛の原因
3-1.パソコンやスマホ
パソコンやスマホをしているときは、モニターやキーボードに目線が頻繁に移ることで目が疲れます。
そして、近い場所を凝視し続けることで、さらに目が疲れ、それが痛みとして出てしまいます。
また、長時間同じ姿勢をキープするため、首・肩こりを発症し、目の疲れと相まって、それを補うことで姿勢が悪くなります。
よって、目に力が入ったままになるという悪循環に陥ります。
3-2.ドライアイ
上記のパソコンやスマホ作業により、悪化したのがドライアイです。
目に針をさしたような鋭い痛みが走り、その直後に涙が出るのが特徴です。
ドライアイは、目を守るために必要な涙の量が少なくなる病気です。
パソコンやスマホ、高齢化、エアコン、コンタクトレンズなどが原因となり、年々増えています。
ドライアイになると、目の疲れ、目が乾く、物がかすんで見える、目の中がゴロゴロして不快感があるなどの症状が現れます。
3-3.自律神経の乱れやストレス
自律神経は、活動中や緊張時に働く交感神経とリラックス時に働く副交感神経があります。
心身の疲労やストレス、生活リズムが崩れると、この2つの神経のバランスも崩れてしまいます。
その結果、不眠、めまい、吐き気などの体調不良が現れますが、目の疲れや痛みもその症状の一つです。
緊張や疲労が蓄積すると、筋肉がギュッと収縮して硬くなり、凝りが発生します。
自律神経が乱れている人に、首・肩こり持ちが多いのはそのためです。
目も筋肉で動いていますので、血流が悪くなり、疲れ目を招くことになります。
日常の中で、目を酷使する場面はたくさんあります。
パソコン、スマホ、テレビの画面の光は、交感神経に刺激を与えやすいため、目に悪影響なのです。
肩こりがあり、頭全体がぼんやりする症状がある場合は、自律神経の問題が大きく関わっているといえます。
3-4.ヘルペス、帯状疱疹
目の周りが激しく痛むことの方が多いですが、目の奥や頭にかえて痛みが出ることもあります。
疲れが溜まっているときは、免疫機能を落ちていますので、そのようなときに起きやすい病気です。
帯状疱疹は、塗り薬や飲み薬で治療し、それほど長引かずに治りますが、その後の神経痛に悩まされる人も少なくありません。
3-5.副鼻腔炎
副鼻腔という鼻の穴の周辺の空洞に最近が感染して起こる病気です。
目の奥や内側の痛み、眉毛、頭、頬の奥の痛みなど、鼻周辺の痛みが特徴です。
その他、鼻づまり、黄色や緑の鼻汁、目の周りの腫れ、臭いがわからないなどの症状が出ます。
風邪の後に起こることが多い病気ですが、以前副鼻腔炎になり炎症が完全に治まったとしても、再度細菌が感染して炎症を起こすこともあります。
4.目の奥が痛い頭痛に併発する症状
- 吐き気
- 嘔吐
- 首・肩こり
- めまい
- 立ちくらみ
- 眼精疲労
- ドライアイ
- 微熱
- 倦怠感
- 耳鳴り
5.目の奥の痛みを和らげる4つのツボを使った治し方
自分でできる治し方の一つとして、ツボを使った方法があります。
ツボを刺激する他に、ホットパックなどで温めるのも効果的です。
片頭痛の場合は、温めると逆効果ですので、首と頭は触らず、頭から離れた場所を刺激してみましょう。
5-1.後頭下筋
後頭下筋群は、首の奥にある小さな筋肉で、この部分は頭や目や耳を支配する神経が集中しています。
この後頭下筋群が凝ると、それぞれの神経を圧迫して、頭痛、目のかすみ、耳鳴りなどが出てきます。
後頭下筋群は重点的にケアしてほしい筋肉です。
首の後ろの髪の生え際に左右窪みがあります。
この窪みの奥に後頭下筋群があります。
東洋医学でいえば、風池(ふうち)というツボになります。
窪みに親指を入れ、内側に向かって圧迫します。
ゆっくり深く圧迫するようにしましょう。
椅子に座って、机に肘をついて圧迫すると、より刺激が後頭下筋群に届きやすいです。
5-2.側頭筋
こめかみが痛くなる場合にオススメのツボです。
目の外側と眉毛の外側とが交わる場所です。
太陽(たいよう)というツボにあたります。
眼精疲労からくる頭痛に効果的な場所です。
指でゆっくり圧迫すると良いです。
5-3.手三里(てさんり)
肘の関節から手首側に向かって指3本分の場所です。
片頭痛の場合は、頭以外の場所を刺激しましょう。
5-4.合谷(ごうこく)
人差し指と親指の骨が合流する部分で、強めに押すと痛いツボです。
肩こりにも効果的な場所です。
6.まとめ
いかがでしたか?
目の奥が痛い頭痛の原因や併発する症状が理解できたと思います。
また、ツボを使った治し方を4つご紹介しましたので、是非、実践してみてください。
それでも治らない場合は、ご連絡ください。
運営者情報
会社名 | 株式会社HARI51「なかいし鍼灸院」 |
代表者 | 代表取締役・院長 中石真人 |
経歴 | 高陽東高校→明治鍼灸大学→朝日医療専門学校
トリガーポイント・ファシアリリース専門鍼灸院として、症状の改善はもちろん、自分の健康を自分の力でコントロールできる人を一人でも多く増やすことを理念に掲げ、日々施術にあたっている。 |
資格 | 鍼灸師・柔道整復師 |
創業 | 平成24年9月3日 |
所在地 | 広島市中区上八丁堀4-28松田ハイツ702 |
電話 | 050-1255-9166 |
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