- 肩甲骨内側のこりの原因を知りたい。
- 触るとゴリゴリしたこりがある。
- ストレッチで解消する方法を知りたい。
このような悩みを抱えていませんか?
肩甲骨内側のこりってなかなかとれないですよね…
正直、こりをゼロにするのは難しいです。
しかし、こりを柔らかくして痛みをなくすことは可能です。
この記事では、頑固な肩甲骨内側のこりの原因とストレッチ5選をご紹介します。
是非、参考にしてみてください。
1.肩甲骨内側のこりの原因
1-1.こり?それとも骨?
自分で触ってみると、ゴリゴリするこりがあるのがわかります。
中には、骨のように硬いこりが触れることもあります。
これってこりなのか、それとも骨なのか迷いませんか?
では、背中を丸めて猫背の姿勢になってみてください。
すると、背中の筋肉が伸ばされた状態となり、肩甲骨が外側に移動します。
その状態で、肩甲骨内側のこりを触ってみてください。
とても硬いこりがあります。
これは、こりと骨のどちらも触っているからなのです。
背中の筋肉の奥には、肋骨があります。
先ほどのように肩甲骨を外に開くと、肋骨が触れやすくなります。
実際触っているのは、こりですが、その奥にある肋骨も同時に触っているため、こりが硬く感じるのです。
そして、肋骨がこりの受け皿の役目を果たすため、こりを押したときの痛さが増すわけです。
決して骨が痛いわけでも、こりが骨のように硬くなっているわけでもないということです。
1-2.猫背がこりの形成を助長する
肩甲骨内側のこりが頑固な人は、デスクワークなど同じ姿勢で過ごしていることが多い人です。
このように猫背になると、頭が前に出て、顎が上がる姿勢になります。
すると、背中の張りや首、肩のこり、痛みが現れます。
また、筋肉にこりが形成されると、無意識のうちにそのこりを伸ばすような姿勢になります。
それは、こりのある筋肉は、伸ばすと楽になる性質があるからです。
肩甲骨内側のこりは、肩甲骨を外に開いて背中の筋肉を伸ばすことが一番楽な姿勢です。
この楽な姿勢こそ、猫背姿勢なのです。
猫背の姿勢は良くないと頭でわかっていても、気づいたときには猫背になっていることはよくあるでしょう。
それは、肩甲骨内側にこりがある人にとって、猫背が一番楽な姿勢だからということです。
1-3.筋肉のこりは筋膜の癒着
背中の筋肉は、たくさんの筋肉が重なり合っています。
表層にある大きな筋肉の僧帽筋と菱形筋を除くと、その奥にも細かな筋肉が首、背中、腰と広範囲にあります。
それぞれの筋肉が互いに重なり合っているということは、筋膜同士の癒着が起こりやすいということです。
特に、同じ姿勢でいることが多いと、筋膜の癒着が加速していきます。
筋膜とは、筋肉を包んでいる膜のことです。
互いに重なり合う筋膜同士が癒着すると、このように見えます。
白い線が筋膜で、右側はその線が太く写っています。
この部分が、筋膜の癒着しているところです。
肩甲骨内側のこりを触りながら観察すると、筋膜の癒着部分が確認できます。
1-4.痛みが発生したら治療を!
肩甲骨内側のこりは、押さえると痛気持ちよく感じて、ずっと押さえておきたい感覚になるところです。
そのような感覚は、まだ治療するレベルではなく、自分でなんとかケアしていけるレベルだと思います。
しかし、首を動かすと痛みが出る、腕の方まで痛みが広がるようになると要治療です。
赤が痛みを感じている場所です。
肩甲骨内側から二の腕、指先まで痛みが広がっているのがわかります。
何でもない肩甲骨内側のこりから、痛みが悪化することもあります。
放置していると、治癒まで時間がかかりますので、早急に治療を受けてください。
2.肩甲骨内側のこりを撃退するストレッチ5選
2-1.肩甲骨内側のこりストレッチ①
1.左手で壁をつかみ、背中は丸くしておきます。
2.左の肩甲骨を外に開くイメージで、ゆっくり上体を前にくっつけていき、20秒伸ばします。
3.反対側も同じように伸ばします。
背中を丸めることで、背中の筋肉が伸びやすくなります。
3セット行います。
2-2.肩甲骨内側のこりストレッチ②
1.右腕を垂らして、ベッドを持ちます。
2.背中を持ち上げると同時に背中を丸め、右腕を引き伸ばします。
3.徐々に後方へ体重を移動して、背中を20秒伸ばします。
4.反対側も同じように伸ばします。
腕は力を抜いた状態で伸ばすのがコツです。
背中を丸めることで、筋肉が伸びやすくなります。
3セット行います。
2-3.肩甲骨内側のこりストレッチ③
1.椅子に座って背筋を伸ばし、両手を頭の後ろで組みます。
2.両手で頭を押して首を前に倒し、首の後ろを20秒伸ばします。
3セット行います。
2-4.肩甲骨内側のこりストレッチ④
1.左手で右手を持ち固定します。
2.首を左に回し左前に倒して、右首から肩ラインを20秒伸ばします。
3.反対側も同じように伸ばします。
3セット行います。
2-5.肩甲骨内側のこりストレッチ⑤
1.右手で左側頭部を押して、左首から肩のラインを20秒伸ばします。
2.反対側も同じように伸ばします。
3セット行います。
4.まとめ
いかがでしたか?
肩甲骨内側のこりの原因、そのこりを撃退するストレッチをご紹介しました。
頑固なこりを柔らかくすることで、痛みを緩和させることが可能です。
- 首を動かすと痛みがある。
- 腕の方まで痛みが広がる。
このような症状は、こりが悪化していますので、要治療です。
お早めにご連絡ください。
運営者情報
会社名 | 株式会社HARI51「なかいし鍼灸院」 |
代表者 | 代表取締役・院長 中石真人 |
経歴 | 高陽東高校→明治鍼灸大学→朝日医療専門学校
トリガーポイント・ファシアリリース専門鍼灸院として、症状の改善はもちろん、自分の健康を自分の力でコントロールできる人を一人でも多く増やすことを理念に掲げ、日々施術にあたっている。 |
資格 | 鍼灸師・柔道整復師 |
創業 | 平成24年9月3日 |
所在地 | 広島市中区上八丁堀4-28松田ハイツ702 |
電話 | 050-1255-9166 |
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