【症例】4年前に発症した頭痛が鍼治療で完治した一症例 60代男性

主訴

  • 40年以上前からデスクワーク(PC作業)で首こりがひどく、4年前から頭痛が頻発するようになった。
  • 脳神経外科で異常はなく、ストレートネック、首こりによる緊張型頭痛と言われ薬を処方された。
  • しばらく薬を飲んでいたが、効果がないため、近くの整体や注射で対処していた。
  • 山口県に在住で頻繁に通院が難しいが、トリガーポイントの鍼治療を受けたいと当院へ来院。

症状

頭痛と同時に首筋も痛くなる。

ひどいときは頭全体が痛くなるが、普段は左目の奥から後頭部にかけて痛い。

目が締め付けられるような痛みである。

たまに喉の締め付け感もある。

トリガーポイント鍼療法

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施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頭板状筋、頚板状筋、菱形筋など。

触診とエコー検査の結果、首筋から後頭部にある頭半棘筋の緊張が強く、トリガーポイント化していることがわかりました。

遠方からの来院のため、1日2回治療としてトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:良い感じがする。

3回目:首の凝りが軽くなり、頭痛の回数も減少している。

4回目:調子が良いからか、昔気になっていた左の背中の痛みが出てきた。

5回目:頭痛がまた出てきた。喉が詰まり声がかすれる。

6回目:2ヵ月後に来院。頭痛がなくなった。

7~10回目:1ヵ月間隔でメンテナンスを行い、その間頭痛は出ていない。

11回目:2年ぶりに違う症状で来院され、前回以降全く頭痛は出ていないとのこと。

まとめ

遠方からの来院だったため、来院できる範囲で来てもらい、本人の希望で2回治療としました。

回数を重ねるごとに頭痛がなくなり、完治しました。

緊張型頭痛は首こりが緩和すると、頭痛は改善します。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

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