【症例】突発性難聴による耳鳴りとめまい 30代女性

主訴

  • 1週間前に左突発性難聴を発症し、耳鳴りとめまいがある。
  • 昨日病院で良くなっているとのことだが、耳鳴りが気になって不安になる。
  • 仕事の忙しさ、ストレスや細かなことを気にする性格なので、少しのことでもメンタル的に落ち込む。

症状

耳鳴りとめまいが主。

静かなところで耳鳴りが気になる。

日常生活では問題ない。

元々首肩が凝っている。

トリガーポイント鍼療法

トリガーポイント鍼療法

施術部位

胸鎖乳突筋、顎二腹筋、頭半棘筋、肩甲挙筋、頚板状筋など。

突発性難聴で原因となる部分は、胸鎖乳突筋という首の横にある筋肉の血流です。

胸鎖乳突筋の血行不良が耳への血液の流れを阻害し、耳鳴りを起こすだけでなく、胸鎖乳突筋の凝りはめまいも引き起こします。

そのため、この胸鎖乳突筋をメインにトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:鍼が怖いとのことで細い鍼で響かせる。

2回目:耳鳴りが小さくなっている。めまいはまだある。鍼後は眠気とだるさがあった。

3回目:耳鳴りはあまり鳴っていないような感じはする。聴力検査では正常範囲内になった。耳の中で響く感じが減った。

4回目:まずまず。日によってめまいはある。耳鳴りは寝る前に鳴っているような…気にしないようにしている。

5回目:めまいが減った。耳鳴りは若干気になる程度。かなり改善された。

6回目:めまいがなくなった。病院の通院も終了した。一旦終了。

まとめ

軽度の突発性難聴でした。

日常生活に支障が出るほどの状態ではありませんが、僅かな耳鳴りとめまいが残っている症例でした。

病院と並行して治療を行うことで、耳鳴りとめまいが気にならないレベルまで改善しました。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

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