【症例】突発性難聴でコミュニケーションがとりにくい 50代男性

主訴

  • ダイビング後に耳の詰まりを感じ、その後聞こえにくくなり、突発性難聴と診断された。
  • ステロイドを4回したが、変化がないので、鍼治療と並行して進めたいとのことで当院へ来院。

症状

毎回ダイビング後は、耳が詰まるが、今回は治らない。

高音が少し聞こえる程度で、ほとんど音を拾わない。

閉塞感が強い。

トリガーポイント鍼療法

  • 外側翼突筋トリガーポイント
  • 胸鎖乳突筋トリガーポイント

施術部位

胸鎖乳突筋、顎二腹筋、翼突筋、頭板状筋、側頭筋、半棘筋、肩甲挙筋、僧帽筋など。

病院と並行して、徹底的に治療しましょうということで、週2回のトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:今日病院で検査をしたが変化がなかった。ステロイドが終了。耳を触ると少し聞こえる程度。

3回目:少し音を拾うようになっている。

4回目:聴力検査をしたら、聴力が上がっていた。ざわつく所では聞こえにくいが、少し音が聞こえるようになった。

5回目:うるさい場所では聞き取りにくいが、普段のコミュニケーションはとれるようになった。

6回目:今日病院で検査して、聴力はほぼ戻っていた。欲を言えば、音に厚みがほしいが、コミュニケーションがとれやすくなったので、良しとする。一旦終了。

まとめ

突発性難聴になったことで、相手との会話で聞き返すことが多くなり、それが苦痛だったが、コミュニケーションがうまくとれるようになりました。

突発性難聴の完治はとても難しいです。

少しでも生活の中での苦痛度合を下げていきたいと思います。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

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