【症例】内耳障害による難聴が改善した一症例 50代女性

主訴

  • 職場の健康診断で聴力低下を指摘され、耳鼻科で内耳障害による難聴と診断された。
  • 補聴器は嫌なので、今後さらに耳が聞こえなくならないように何とかしたいと当院へ来院。

症状

小さい声は聞き取りにくい。(両耳)

たまにキーンと耳鳴りがするが持続しないので、そこまで気にならない。

首の凝りがひどい。

ストレスが強い。

トリガーポイント鍼療法

  • トリガーポイント鍼療法
  • トリガーポイント鍼療法

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、胸鎖乳突筋、頚板状筋、菱形筋、耳周りなど。

触診にて首に横にある胸鎖乳突筋と肩甲挙筋の緊張が強く、耳への血流を阻害していると推測できました。

その他の首や肩の凝りも強く、全体的にトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:耳鳴りの回数が減ったような気がする。胸鎖乳突筋が気になる。

3回目:耳鳴りがなくなった。聴力は少し上がったような気がする。

4回目:キーンという耳鳴りはない。聞こえも良くなっている。かなり改善してびっくりしている。

5回目:胸鎖乳突筋の緊張が強い。

6回目:安定している。

7回目:1回耳鳴りがあった。

8.9回目:耳鳴りなし。

10回目:調子が良い。

11回目:調子は良いが、首周りがガチガチになっている。

12回目:安定している。

13~20回目:現状維持。調子が良い。

21~23回目:仕事が忙しくガチガチになっている。

24回目:健康診断で半分まで聴力が改善していた。

25回目:ガチガチで痛い。

26回目:たまに右首が痛くなり熱くなることがある。

27.28回目:ガチガチでかなりきつい状態。

29回目:何とか大丈夫。

30~37回目:現状維持。

38回目:健康診断で聴力が完全に改善した。

39~50回目:首こりのメンテナンス継続中。

まとめ

鍼治療開始後から効果が現れ、自覚として10回ほどで難聴と耳鳴りは日常生活に支障がないレベルまで回復しました。

その後は、検査でどこまで改善するかということで、最終的に完全に聴力が正常範囲まで改善しました。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

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