【症例】腰部脊柱管狭窄症の悪化、30m歩くと痛みで休む症状 60代男性

主訴

  • 1ヶ月前からお尻と太もも裏が激痛。
  • 30m歩くと痛みで歩けなくなる。
  • 特に左の痛みが強い。
  • 25年前に腰椎ヘルニアで手術。
  • 腰部脊柱管狭窄症と診断されている。

症状

腰の痛みよりもお尻から足にかけての痛みが強い。

一番痛いのは、左の太もも裏。

歩くのが一番痛い。

椅子によっては座っているときも痛みがある。

腰を前に屈めるのは痛くないが、後ろに反ると痛い。

腰を後ろに反りにくい。

トリガーポイント鍼療法

  • 大殿筋トリガーポイント
  • ハムストリングストリガーポイント

施術部位

多裂筋、最長筋、大殿筋、中殿筋、ハムスト

痛みが強く現れているお尻と太もも裏の筋肉は大殿筋とハムストリングスです。

この筋肉をメインに施術しました。

症状経過

1~2回目:施術後2日目から調子がいい感じ。硬めの椅子は痛みが出る。初回の痛みが10なら今は5。

3回目:硬めの椅子、奥行きが深い椅子は痛い。ピリピリしびれる感覚がする。腰を押すと膝と太もも裏に響く。

4回目:ジムでのトレーニングを再開した。よくなっている。

5回目:週2回でジム。痛みをほぼなし。98%大丈夫。トレーニングをしながら痛みがどうなるか…

6~8回目:ジム後少ししびれ感が出る。

9~11回目:週4でジム。ヨガ、ピラティス、バルーンで運動。調子良い。

ここまで週1での施術で期間は約3ヶ月です。

その後、トレーニングで鍛えながら、鍼治療でメンテナンスをする流れで、隔週、月1と施術間隔を空けていきました。

1年以上続けており、その後痛みの再発はありません。

まとめ

腰部脊柱管狭窄症の症状の特徴に間欠性跛行があります。

数m歩くと痛みで歩けなくなる症状です。

今回の症例では、この症状がはっきり現れていました。

下肢痛が強く、腰痛はそれほど感じていなかったため、お尻から太ももにかけてのトリガーポイントを探し施術しました。

現在も定期的に施術しており、痛みの再発は全くありません。

ジムでのトレーニングと並行して鍼治療をすることで、筋肉の緊張をうまくコントロールできるようになりました。

腰部脊柱管狭窄症について詳しくはこちら

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