【症例】5分で痛くなる間欠性跛行、腰部脊柱管狭窄症の疑い 70代男性

主訴

  • 以前MRI検査で腰部脊柱管狭窄症の疑いがあると診断されたことがある。
  • ここ数ヵ月、間欠性跛行が辛く、5分以上歩くことができない。
  • 整形外科で治療を受けているが、医師とうまく意思疎通ができずイライラしている。
  • 知人の紹介で当院へ来院。

症状

腰のつっぱり感、お尻と股関節周りの痛みが強い。

歩行時は太もも全体に鈍痛が広がり歩けなくなる。

日によって痛む部位が変化する。

5年前から痛みはあったが、この3ヵ月間の間に一気に悪化した。

3年前に右肩が痛くなり、それ以来右首~肩甲骨にかけて痛む。

首を左右に回すのも辛い。

トリガーポイント鍼療法

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施術部位

大殿筋、中殿筋、梨状筋、多裂筋、腸脛靭帯、ハムスト、腓腹筋、僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、菱形筋、三角筋など。

メインの症状は、右足の痛みですが、全身にある痛みを治療する方が良いと判断しました。

間欠性跛行の原因として、お尻の筋肉(大殿筋、中殿筋、梨状筋)を疑い、首から足まで右半身を中心にトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:エコーガイド下にて梨状筋をしっかり響かせる。

2回目:右肩が楽になった。下肢痛は変化なし。しかし肩の痛みの下肢痛が繋がっているように感じる。肩が楽になると良い影響がありそうに思うとのこと。

3回目:歩行が楽になってきた。10分は歩けるようになった。右首のつっぱり感が強くなると下肢痛もひどくなる。アキレス腱を伸ばすストレッチをすると調子が良い。

4回目:30分以上持続して歩くことができるようになった。首が楽になって、歩行時の猫背が良くなり下肢への負担が減ったように思う。一旦様子見。

まとめ

週1回の鍼治療を4回行いました。

治療をするごとに改善していき、30分以上歩けるようになりました。

今までウォーキングをしており、歩くことができなくなったのが苦痛だったようです。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

なかいし鍼灸院