【症例】点滴、ブロック注射が効かない腰部脊柱管狭窄症 60代女性

主訴

  • しびれが右のお尻から足首まで、朝起きた直後から特にひどい。
  • 整形外科で点滴を10回、ブロック注射を1回打ったが、改善がなく昨日から歩けない状態。
  • 歩けなくなったため、仕事を休んで、このままではいけないと思い、親戚の紹介で当院へ来院。

症状

3ヵ月前に発症して、初めは軽かったが、徐々に悪化している。

腰部脊柱管狭窄症と診断されている。

痛みとしびれが交ざったような感じで、お尻、大腿外側、下腿外側、外くるぶしに繋がってくる感覚。

トリガーポイント鍼療法

坐骨神経

施術部位

多裂筋、大殿筋、中殿筋、梨状筋、腸脛靭帯、腓骨筋、腓腹筋など。

触診とエコー観察の結果、梨状筋の奥にある坐骨神経付近が原因と判断し、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:エコー下で坐骨神経の周囲を狙う。すべての鍼が響き、症状の再現が起こる。

2回目:5日後に来院。楽になり夜ウォーキングができた。

3回目:良くなっている。薬を減らしている。朝の症状はまだあるが、日常生活での支障がなくなった。

4回目:痛みの部位が変化している。その後連絡があり、調子が良くなったので様子とする。

まとめ

症状が悪化してすぐ来院いただけたので、早期に改善しました。

整形外科での治療で改善しなくても鍼治療で回復することもあります。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

なかいし鍼灸院