【症例】300m歩くと膝下が痛む腰部脊柱管狭窄症 70代男性

主訴

  • 半年前に発症し、整形外科で腰部脊柱管狭窄症と診断された。
  • 痛み止めの薬やブロック注射を2回、週1回のリハビリを継続しているが、変化がない。
  • 300m歩くと休憩しないと歩けないので、少しでも改善したいと当院へ来院。

症状

300m以上続けて歩くことができない。

右足の外側が痛くなる。

前かがみになると楽になり、また歩き出せる。

常に腰はジンジンしている。

トリガーポイント鍼療法

  • 多裂筋トリガーポイント
  • 大殿筋トリガーポイント

施術部位

多裂筋、大殿筋、中殿筋、腸脛靭帯、腓骨筋など。

触診の結果、お尻の大きな筋肉である大殿筋を押すと、大腿外側部から下肢にかけて症状の再現がありました。

この大殿筋が一番の原因であると考え、腰から足までトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:調子が良くなっている。少し歩く距離が伸びた。

3回目:1000m続けて歩くことができた。前回の鍼治療後から劇的に改善された。一旦様子見。

まとめ

原因が1ヵ所だけだったため、早期に回復しました。

腰部脊柱管狭窄症は、長時間歩けないという間欠性跛行が特徴です。

鍼治療で解決することができますので、同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

なかいし鍼灸院