突発性難聴になった!治療費(通院や入院)はいくらかかる?

突発性難聴になった!治療費(通院や入院)はいくらかかる?
  • 突発性難聴になった!
  • 治療費はいくらかかる?
  • 通院や入院など大まかな費用が知りたい!

このような悩みを抱えていませんか?

突発性難聴は、突然聴力が低下する病気で、早期に治療を開始することが勧められます。

治療方法は主にステロイド療法が用いられ、治療は通院か入院の形で行われます。

治療費用は、病院や重症度によって多少異なりますが、保険適用の有無や補助制度もあります。

この記事では、突発性難聴の治療費はいくらかかるのか解説しています。

是非、参考にしてみてください。

1.突発性難聴の治療費

1.突発性難聴の治療費

1-1.通院の場合

通院で治療を行う場合、治療費は以下の通りです。

  • 診察料:初診で3,000~5,000円程度、再診で1,000~2,000円程度(保険適用後の自己負担額)
  • 検査費用:聴力検査などで1回あたり3,000~5,000円
  • 薬代:ステロイド薬の処方は1回で1,000~3,000円程度(保険適用後)

1回の通院につき約5,000円前後かかることが多く、治療期間が数週間の場合、トータルで数万円の治療費が見込まれます。

1-2.入院の場合

重症の突発性難聴や迅速な治療が必要な場合には、1~2週間程度の入院を勧められることがあります。

入院費用は、以下の通りです:

  • 入院基本料:1日あたり8,000~15,000円程度(病院や部屋のタイプによって異なる)
  • 薬剤費:ステロイドの点滴治療や飲み薬、その他の補助療法で1日あたり数千円程度
  • 検査費用:聴力検査や血液検査などで5,000~10,000円

2週間程度の入院治療を想定すると、総額で10~30万円の範囲になることが多く、保険適用後の自己負担額は通常、上記金額の3割に相当します。

突発性難聴の治療費は、病態や症状の重さによっても異なります。

軽度の症状では通院のみでの治療が可能ですが、重度の場合には入院や高度な治療が必要となることがあります。

また、治療開始のタイミングが早いほど回復率が高いため、初期診断と治療開始が重要です。

突発性難聴は、病院以外での治療も選択肢に入ります。

例えば、当院は鍼灸院なので、突発性難聴の鍼治療を行っています。

病院と併用することで、早期回復を目指します。

鍼治療は1回5,000~10,000円くらいの幅があり、自費診療なので鍼灸院によって金額が異なります。

2.保険適用と高額療養費制度

2.保険適用と高額療養費制度

2-1.保険適用

突発性難聴の治療にかかる費用は、健康保険の適用対象なので、治療費の自己負担割合は一般的には3割となります。

例えば、総額15万円の入院治療であれば、自己負担額は約45,000円(3割負担)になります。

治療費の内訳としては、診察料や検査費、薬剤費などに分かれ、それぞれに保険が適用されます。

2-2.高額療養費制度

高額療養費制度は、1ヵ月の医療費が一定額を超えた場合に、超過分が後から還付される制度です。

この制度により、高額な治療費でも経済的負担を軽減することが可能です。

還付を受けることができる限度額は、所得や年齢に応じて異なり、以下のような基準が設けられています。

  • 一般的な所得層…8万円+(総医療費-26.7万円)×1%
  • 低所得層…35,400円程度
  • 高所得層…高所得の基準により、限度額が12万円以上になることもある

例えば、一般的な所得層で突発性難聴の治療費が月に30万円かかった場合、以下のように計算されます。

限度額:80,100円+(300,000円-267,000円)×1% ≒ 83,400円

自己負担額は83,400円に抑えられ、超過分が還付されます。

高額療養費制度は、加入している健康保険組合に申請する必要があり、後日払い戻しが行われます。

また、事前に「限度額適用認定証」を取得すれば、窓口での支払い時に適用され、実際の支払い額を軽減できます。

3.補助金や助成制度

3.補助金や助成制度

突発性難聴に対する補助金や助成制度は、住んでいる地域や自治体によって異なることが多いため、地域の役所に問い合わせると最新の情報が得られます。

3-1.医療費助成制度

自治体ごとに医療費助成制度が用意されていることがあり、特に未成年者や重度障害者に対する医療費の一部助成が行われている場合があります。

このような助成制度に該当すれば、突発性難聴の治療費も軽減される可能性があります。

  • 未成年者…18歳未満の子どもに対する医療費の助成
  • 障害者手帳保持者…身体障害者手帳の対象者には、医療費の負担軽減措置
  • 低所得世帯…所得制限の基準を満たした世帯には、医療費補助

助成金の申請は、治療を受けた後に自治体の福祉課などで行うことが一般的です。

申請時には、治療を受けた病院の領収書、医師の診断書、住民票などが必要です。

申請の可否や金額は自治体により異なるため、事前に確認することをおすすめします。

3-2.民間の医療保険や傷害保険

突発性難聴に対して、加入している民間保険(医療保険、傷害保険)が適用される場合もあります。

入院治療が必要な場合は日額で保険金が支払われたり、手術や通院に対する給付金が受け取れることもあります。

ただし、突発性難聴が持病や既往症として扱われる場合は対象外となることもあるため、契約内容を確認することが重要です。

4.まとめ

いかがでしたか?

突発性難聴の治療には、症状や治療内容によって費用が異なり、数千円から数十万円に達することがあります。

保険適用により自己負担は3割に抑えられ、さらに高額療養費制度などを活用することで経済的負担を軽減することが可能です。

お住まいの地域や保険内容も踏まえて、補助金や助成金の制度を活用し、無理のない治療計画を立てることが大切です。

運営者情報

運営者情報
会社名 株式会社HARI51「なかいし鍼灸院」
代表者 代表取締役・院長 中石真人
経歴 高陽東高校→明治鍼灸大学→朝日医療専門学校

トリガーポイント・ファシアリリース専門鍼灸院として、症状の改善はもちろん、自分の健康を自分の力でコントロールできる人を一人でも多く増やすことを理念に掲げ、日々施術にあたっている。

資格 鍼灸師・柔道整復師
創業 平成24年9月3日
所在地 広島市中区上八丁堀4-28松田ハイツ702
電話 050-1255-9166

耳鳴り・突発性難聴について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

なかいし鍼灸院