【症例】肩甲骨外側~腕、薬指と小指までのしびれ 50代男性

主訴

  • 左肩甲骨外側から二の腕、薬指と小指のしびれが20日前からあり、3日前から悪化している。
  • 締め付けられるような鈍痛もあるが、しびれの方が強い。
  • パソコンの姿勢が辛い。

症状

首の動きで痛みやしびれはない。

同じ姿勢で症状が悪化する。

トリガーポイント鍼療法

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施術部位

胸郭出口症候群を疑いましたが、触診やエコーによって、棘下筋と尺側手根伸筋のトリガーポイントが原因と判断し、施術しました。

症状経過

1回目:棘下筋腱で反応が強い。

2回目:部位が変化した。今は肩甲間部と三頭筋。

3回目:痛みがかなり改善し、しびれを強く感じるようになった。三角筋後部に鍼を打つと、薬指と小指に響く。

4回目:痛みは減少しているが、しびれに変化はない。全体的に良くなっているが、しびれが気になる。しびれは、薬指と小指のみ。

5回目:施術部位を尺側手根伸筋だけに絞る。

6回目:しびれがほぼなくなった。一旦様子見。

まとめ

週2で施術しました。

原因が複数箇所あり、①棘下筋②尺側手根伸筋でした。

まず可能性が高い棘下筋から、症状が変わっていくに従って、尺側手根伸筋を施術しました。

同じ姿勢でのパソコンによって棘下筋、キーボードを打つことで尺側手根伸筋にトリガーポイントが形成されたと考えられます。

同じような悩みを抱えている方は、ご連絡ください。

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