【症例】野球のスイングで痛む左手首の痛み 10代男性

主訴

  • 1週間前に整形外科でTFCC損傷と診断された。
  • 高校1年生で野球部に所属。
  • 2ヵ月前からバットを振ったとき、ボールを捕るときに左手首が痛む。
  • 初期は痛みがありながらもプレーできたが、今はできないので、練習のサポートをしている。

症状

手首を捻ると、手首の小指側が痛い。

手首を反らす、小指側へ曲げる動きで痛みが強い。

TFCC部を押さえると痛い。

トリガーポイント鍼療法

  • TFCC損傷
  • 尺側手根伸筋トリガーポイント

施術部位

TFCC部、尺側手根伸筋など

TFCCは、手首の小指側の関節にあります。

野球に限らず、手首を使うスポーツや捻挫などで痛めることがほとんどです。

TFCC部と小指側の前腕の筋肉(尺側手根伸筋)を中心にトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:一番細い鍼を使って局所を施術。

2回目:少し痛みが和らいだ。手首の反らしと小指側に曲げるとまだ痛い。

3回目:かなり痛みがなくなった。たまに激痛があるが状態は安定したため、練習に復帰。一旦終了。

まとめ

週1回の鍼治療を3回行いました。

TFCC損傷は、関節の痛みなので、改善に時間がかかるものです。

通常は、5回以上治療が必要なケースがほとんどです。

痛くなって時間が経ったものほど治療回数を要しますので、お早めにご連絡ください。

TFCC損傷について詳しくはこちら

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