手のひらの親指の付け根のふくらみが痛い原因とは?

  • 手のひら側の親指の付け根のふくらみが痛い!
  • 押すと痛い!
  • 少し腫れている感じがする!

このような悩みを抱えていませんか?

手を使うことが多い人になりやすい症状です。

この記事では、手のひらの親指の付け根のふくらみが痛い原因を解説しています。

是非、参考にしてみてください。

1.手のひらの親指の付け根のふくらみとは?

  • 手のひらの親指の付け根のふくらみとは?
  • 手のひらの親指の付け根のふくらみとは?

親指の付け根のふくらみを母指球といいます。

その母指球を作る筋肉を母指球筋といいます。

母指球筋は、短母指外転筋、短母指屈筋、母指対立筋、母指内転筋の4つの筋肉でできています。

母指球筋は、親指の運動に関わる筋肉です。

  • 親指の曲げ伸ばし
  • スマホで親指を左右にスライドさせる
  • ペンを持つ

このような動きは、母指球筋の働きによるものです。

よく腱鞘炎などと言われることがありますが、このふくらみの痛みは母指球筋の痛みであり、腱の痛みではありません。

腱は、関節付近にあり、筋肉から腱になり骨に付きます。

ふくらみが痛い場合は、腱鞘炎ではなく母指球筋の痛みです。

2.手のひらの親指の付け根のふくらみが痛い原因

腱の痛みではなく、筋肉の痛みであること、母指球筋の働きがわかったと思います。

  • スマホやパソコン
  • 字を書く
  • 手をよく使う仕事

親指の酷使が原因となります。

何もしていないのに痛みが出ることは、ありません。

母指球筋の使い過ぎにより痛みが出る場合がほとんどです。

3.母指球筋の痛みはトリガーポイント

筋肉を使い過ぎると、血行不良に陥り、痛みが出ます。

その過程で、トリガーポイントといわれる痛みの原因が筋肉にできます。

母指球を押すと痛い場所や筋肉がコリコリするような場所がトリガーポイントです。

母指球筋の痛みトリガーポイント

✖がトリガーポイントで、赤が痛みを感じている場所です。

親指を中心に痛みが現れやすいことがわかると思います。

それは、母指球筋が親指の運動だけに関わる筋肉なので、親指に痛みが出るということです。

トリガーポイントは、筋肉の使い過ぎでできるので、スマホなどセーブできる動きは極力控えた方がいいです。

4.痛みがとれない場合は鍼治療

手をあまり酷使しなければ、自然と治る症状なので安心できます。

しかし、仕事柄手を休めることができない人もおられると思います。

そのような方は、自然に回復するのが難しいかもしれません。

そんなときは、鍼治療を受けてみてください。

鍼治療は、筋肉の痛みと相性がよく、血行不良を改善して痛みを取り除くことができます。

5.まとめ

いかがでしたか?

  1. 母指球筋の痛みである。
  2. 親指の酷使が原因。
  3. 自然と痛みは治まる。
  4. 早期回復には鍼治療が効果的。

親指の付け根の痛みでお困りの方は、ご連絡ください。

手首の痛みについて詳しくはこちら

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