【症例】頚椎ヘルニアによる右手人差し指のしびれ 50代男性

主訴

  • 5年前に頚椎ヘルニアを発症し、リリカを服用してしびれは治まっていた。
  • 3年前に出張先のホテルでの寝違えを機に、右手人差し指のしびれが再発した。
  • 現在薬は飲んでおらず、根本的に治したいと知人の紹介で当院へ来院。

症状

常にしびれているのは右手の人差し指の先。

ひどいときは右手の親指や中指もしびれることがある。

最近、左指も若干のしびれを感じるようになっている。

トリガーポイント鍼療法

  • 肩甲挙筋トリガーポイント
  • 頚板状筋トリガーポイント

施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頚板状筋、菱形筋、棘下筋、三角筋、前腕伸筋など。

症状は、指のしびれのみで、首の痛みはありませんでした。

エコー観察では、頚部の筋膜の癒着が強く、痛みがないのが不思議な状態でした。

数年前からの症状なので、改善まで半年以上はかかると伝え、トリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:鍼治療が初めてだが、しっかり響かせる。

2回目:変化なし。

3回目:しびれの強さは変化する。

4回目:左手も若干しびれを感じる。

5~10回目:現状維持。

11回目:風呂に入っているときはしびれを感じなくなった。血行の問題かもしれない。

12.13回目:現状維持。

14回目:昨夜を調子良かった。しびれが軽い日が増えてきた。

15回目:鍼治療直後は、かなりしびれが楽になる。

16回目:この2週間は今までより楽。もう少しな感じ。

17回目:冷えるとしびれが出るが、感じなくなっている。

18回目:しびれが消失。一旦様子見。

まとめ

一進一退の状態が長く続き、10回を超えてから少しずつしびれの感覚が変化していきました。

原因としては、首の筋膜の動きが悪くなり、筋肉が血行不良となり硬くなることが問題でした。

温めるとしびれが緩和するのは、そのためです。

鍼治療で筋肉の血行不良を改善すると、少しずつしびれがとれていきます。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

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