主訴
- 7年前から左股関節の前面が痛い、変形性股関節症と診断
- 車の乗り降りなど股関節を曲げる動作で痛い
- 先天性股関節脱臼の既往あり
- かばうせいか腰痛もあり
- マッサージや接骨院に通院していたがあまり変化がなかった
運動検査
立った状態で股関節を90°以上曲げると痛い、それ以上は他動的であれば可。
体重を左にかけると痛い。
股関節屈曲(+)、内転(+)
股関節可動域制限(+)
トリガーポイント鍼療法
まずは伏臥位で多裂筋、起立筋、大・中殿筋、腸腰筋をその後仰臥位で大腿直筋、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯へ置鍼。
1回目:特に変化はなく下腿外側の痛みが出てきた
2回目:体重をかけたらまだ痛みあり。前回より筋肉の緊張がとれた
3回目:股関節の可動域が広がってきた
4回目:以前より痛みが減った
5~9回目:多少痛みがあるが、苦痛ではなくなった
まとめ
先天性股関節脱臼の既往があると年齢を重ねるごとに痛みが出ることがあります。
長年の歩き方の癖などで股関節周りの筋肉に負担をかけて痛みが出ているケースもあります。
当院では、筋肉などの軟部組織に対してしっかり鍼を打っていきます。
お電話ありがとうございます、
なかいし鍼灸院でございます。