【症例】親指のばね指 60代女性

主訴

  • 半年前から右手の親指がばね指になった。
  • ペインクリニックで注射をして痛みがなくなっていたが、再発した。
  • 手術をしたくないのと根本的に治したいと思い、当院へ来院。

症状

親指を曲げると自力で戻すことが難しい。

痛みは手のひら側に出る。

トリガーポイント鍼療法

ばね指

施術部位

母指のIPとMP関節、前腕の屈筋など。

IPでばね現象があり、痛みはMP関節に出ていました。

両方の関節を中心にトリガーポイント鍼療法を行いました。

症状経過

1回目:細い鍼で響かせる。

2回目:鍼2日後に痛みが悪化し、その後痛みが取れてから調子が良い。

3回目:現状維持。

4回目:痛みがない日もあった。初回は痛みの範囲が広かったが、限局されてきた。

5回目:痛みがほぼなくなり、関節の引っかかりがなくなってきた。

6回目:朝方痛みがある程度になった。カクカクするが、ロックされることなくスムーズに動かせるようになった。

7~10回目:多少の引っかかりがある。現状維持。

11回目:引っかかりがなくなった。痛みもなし。終了。

まとめ

週1回の鍼治療を継続して行いました。

5回目あたりからロッキングがなくなり、スムーズに指を動かすことができるようになりました。

仕事柄パソコンを使うことが多いので、使い過ぎると引っかかりやすくはなりますが、根気強く続けていくことで、完治しました。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

なかいし鍼灸院