主訴
- 左手の親指~中指がズキズキしたり、しびれるように痛い。
- 動かすとき全般と、ひどいときは眠っていても痛いときがある。
- 2ヵ月前に発症して、カイロと整形外科で治療しているが、効果がない。
- 病院では注射か手術しかないと言われ、それだけは避けたいと考えている。
- 現在妊娠4ヵ月である。
- 原因は、家事、育児、妊娠中であることが関係しているかもと思っている。
- 鍼治療で何とかならないかと来院。
症状
左手の親指から中指の第2関節(PIP)から先が痛い。
母指球も痛い。
症状は、夕方から夜にかけてひどくなる傾向。
日によって痛みに変化がある。
トリガーポイント鍼療法
施術部位
僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、菱形筋、棘下筋、三角筋など
腱鞘炎は通常、使い過ぎると悪化します。
しかし、特に使うことで悪化することはなく、理由もなく痛みがある日とない日がはっきりしていることから、手に原因があるとは考えられませんでした。
妊娠中であることから、ホルモンバランスが影響している可能性があり、バランスを整えるために、首と肩のトリガーポイント施術を行いました。
症状経過
1回目:鍼が初めてなので、細い鍼で施術。
2回目:1週間後に来院。この1週間はかなり楽だった。びっくりしている。
3回目:2週間後に来院。痛みを忘れていることが多くなった。週に1回痛い日がある程度になった。
4回目:3週間後に来院。調子良い。冷えると痛むような感じがする。
5回目:2週間後に来院。この2週間は全く痛みがなかった。
6回目:3週間後に来院。冷えたときに少し痛みが出るくらいで調子良い。終了。
まとめ
妊娠中の腱鞘炎は、育児の忙しさやホルモンバランスの乱れが影響します。
通常の腱鞘炎と痛み方が若干違いますので、細かな問診が大切です。
おさらく、手に鍼をしても逆効果だったと思います。
妊娠中の腱鞘炎でお悩みの方は、ご連絡ください。
お電話ありがとうございます、
なかいし鍼灸院でございます。