【症例】左中指のばね指の痛み 50代男性

主訴

  • 1年前からばね指で悩んでいる。
  • 事務職で一日中マウスとキーボードを叩いていることが原因と考えている。
  • 左中指に引っかかりが常にあり、痛みは日によって上下する。
  • ステロイド注射を2回打ち、手術を勧められたため、鍼治療を受けたいと来院。

症状

中指を曲げると痛みがある。

曲げきるとロックがかかり、反対の手で戻さないといけない。

トリガーポイント鍼療法

  • 長掌筋トリガーポイント
  • 深指屈筋腱トリガーポイント

施術部位

左中指ばね現象部分、深指屈筋、長掌筋、屈筋支帯など

ばね現象が起こっている部分にダイレクトに刺鍼と前腕の屈筋を中心に施術しました。

症状経過

1回目:手のひらの鍼治療を痛みがあるので、状態を聞きながら施術。

2回目:痛みが減った。引っかかりはある。

3回目:痛みが残り1割になった。引っかかりは変わらず。

4回目:痛みがなくなった。引っかかりは変わらず。

5~10回目:痛みは全くないが、引っかかりがある。握り込むとロックがかかる。現在治療中。

まとめ

痛みは早期に改善しましたが、腱が肥厚し引っかかりがなかなかとれない状態です。

深く握り込まなければ問題ないのですが、ロッキングをとりたいとのことで継続治療しています。

痛みは比較的早くとれますので、ばね指の痛みでお悩みの方は、ご連絡ください。

なかいし鍼灸院