【症例】右人差し指の付け根の腫れ、ばね指　70代男性

• 随分前から右人差し指の付け根が腫れ、ばね指状態となっている。
• 字を書くことが多く、ペンを握るのが難しい。
• 病院には行っていないが、根本的に治したいと当院へ来院。

メインは、腫れと引っ掛かり。

日によって症状が変化する。

指以外に右肘や肩こり、腰痛もある。

右第2指MP関節の屈筋腱、前腕屈筋、首、肩、腰の筋肉など。

日によって痛みや引っ掛かりがある日とない日があるとのことでした。

右人差し指の付け根は、MP関節という関節があります。

その部分で腱がスムーズに動いていないことがエコー観察の結果、判明しました。

腱自体が腫れぼったい感じになっており、その部分にトリガーポイント鍼療法を行いました。

1回目:しっかり響かせる。

2回目:翌日は良かったが、元に戻ってきた。

3回目:腫れは以前よりひいた。引っ掛かりはある。

4回目:腫れは完全になくなった。痛みがある。

5回目:指を動かすと難しさがある。

6回目:引っ掛かりがある。

7回目:引っ掛かりはあるが、以前より調子が良い。スムーズに腱が動いているのをエコーで確認。

8回目:今日は痛みはないが、引っ掛かりが強い。

9回目:もう少しな感じ。

10回目:今日は引っ掛かりがない。勢いよく字を書けている。

11回目:引っ掛かりが少なくなってきた。

12回目:だいぶ良い。字を書くとき力が入るようになった。

13回目:もう少し握り込みができるとうれしい。

14回目:良くなった。終了。

週1回の鍼治療を継続して行いました。

腱の症状は、時間がかかります。

それは腱自体の血行が元々悪いので、改善に時間が要するためです。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。