【症例】ストレスが原因の喉のつまり感によるパニック発作　40代男性

• 5年前から症状があり、2週間前に悪化した。（5年前は自然と症状が治まった）
• ここまでひどいのは初めてで、喉のつまり感からパニック発作が起こる。
• 耳鼻咽喉科でははっきりとした診断はされていないが、おそらくヒステリー球ではないかと思われる。
• 漢方と抗不安薬を服用しているが、鍼治療と併用して早く楽になりたいと当院へ来院。

首肩周りが異常に凝りやすい。

喉のつまり感と息苦しさが襲ってくる感じ。

それと同時にパニックに陥る。

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頚板状筋、胸鎖乳突筋、菱形筋、多裂筋など。

触診とエコー検査の結果、首～背中までの筋肉の緊張が強く、自律神経を乱れている状態でした。

特にストレスにより体に反応が現れやすい深部の多裂筋の凝りが強いため、治療は長期間を要する説明を行い、トリガーポイント鍼療法を行いました。

1回目:一番太い鍼でしっかり響かせる。

2回目:変化なし。午後がしんどい。

3回目:昨日は薬なしでも大丈夫だった。10日ぶりに薬を飲まなかった。

4回目:昨日から凝りが辛い。夕方が辛い。

5回目:肩回りは良くなっている感じがする。

6回目:3日薬は飲まない日があった。

7回目:仕事のストレスが強いため、土日休みは調子が良かった。

8回目:薬の量は減ってきている。

9回目:前よりしんどさが軽減している。

10回目:だいぶ良くなりつつあり、しんどい時のみ薬を飲むようにしている。

11回目:悪化していないが、昨日から少し調子が下降気味。

12回目:昨日から調子が上向いてきた。

13回目:今日は調子が悪い。

14回目:薬により調子は安定している。

15回目:現状維持。

16回目:良かったり悪かったりしている。

17回目:仕事をすると良くない。

18回目:1週間薬を飲まずに過ごせた。良くなっている。

19回目:現状維持。

20回目:全然薬を飲んでいない。調子まずまず。

21回目:だいぶ良くなってきた。薬は3日に1回程度に安定

してきている。

22回目:鍼治療4日後から調子が悪くなりやすい。

23回目:調子が良くなってきた。ここまで3ヵ月経過。順調に回復してきている。

24回目:急に良くなり、調子がワンランク上がった感じで維持できている。

25回目:ここまで週2回、次回より週1回の鍼治療とする。

26～33回目:少しずつ改善している。

34回目:悪くないが花粉症の季節となり、呼吸が難しく喉につまり感がまた感じるようになった。

35回目:仕事が忙しくなり、少し悪くなった感じがする。

36～44回目:まずまず、調子安定。

45回目:調子安定に伴い、2週間に1回の鍼治療とする。

46回目:2週間体調が良く、薬飲まずに過ごせた。

47回目:昨日は調子が悪かった。

48回目:仕事が忙しかったが調子はまずまず。

49回目:現状維持。

50回目:1日だけ悪い日があった。

51回目:仕事が忙しく疲れている。

52回目:現状維持。

53回目:正月に生活習慣が乱れて調子が悪くなった。

54回目:少しずつ回復してきた。

55～61回目:調子安定している。

62回目:少し体調を崩している。

63～66回目:現在5月。5月は毎年調子が悪い。

67回目:コロナになりダウンしていた。

68回目:調子が回復してきた。

69回目:ここ1週間は体調不良。

70回目:夕方になると体がだるい。

71回目:前回よりは良いがすっきりしない。

72回目:悪くはないが…

73回目:季節の変わり目で調子が悪い。

74回目:首周りがしんどく、体がだるい。

75回目:風呂に浸かるようにしたら落ち着いてきた。

76回目:現状維持。

77回目:メンタル的なストレスで調子が悪い。

78回目:調子はまずまず。

79.80回目:調子が悪い。

81～87回目:体調が安定している。

88回目:薬も完全に止めることでき、喉のつまり感にパニック発作がなくなる。3ヵ月体調が安定している。

89～93回目:定期的なメンテナンス中。

まずは週2回、週1回、2週間に1回と間隔を空けていきながら鍼治療を行いました。

最終的にはちょうど2年で症状が改善し、薬を飲まなくてもパニック発作が起こらないようになりました。

改善する過程で調子が良くても突然悪くなったりというような波がある状態が1年以上続きましたが、最後は3ヵ月間安定したことで、現在は定期的なメンテナンスへと移行しています。

仕事の忙しさやストレスによって症状が出てしまうので、今後はストレスを最小限に抑えるような治療をしていきます。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。