主訴
- 10年前に不眠症になり、4年前から睡眠導入剤を服用している。
- 5年前に仕事を辞めても治らない。
- 眠れないときは3日後にまとめて眠るようになった。
- 生活習慣が悪く、夜中まで起きて眠るチャンスが後になってしまう。
- 夕方や朝6時に眠くなる。
- ここ2年間鍼灸院に通院、4年前から通っている病院に他院を勧められ、当院へ来院。
症状
20代から肩こりに悩まされている。
ひどくなると首から腰まで緊張する。
入眠困難。(何時間も時間が経っても眠れない)
睡眠導入剤を飲むと、10分後に眠れる。
昼に眠くなることはない。
トリガーポイント鍼療法
施術部位
上半身の筋肉の緊張が強く、特に首の中心の筋肉(頭半棘筋)と背中の奥にある筋肉(多裂筋)が原因と考え、トリガーポイント鍼療法を行いました。
鍼治療に慣れているとのことなので、しっかりと刺激を入れました。
症状経過
1回目:ズーンと鍼がよく響く。
2回目:鍼後だるさがあったが、大丈夫。症状は変化なし。
3回目:昼、夜と眠れるようになった。決まった時間に眠気がきてほしい。
4回目:11時間も眠れた。眠たくなるサイクルを整えたい。
5回目:睡眠が深くなった。中途覚醒がなくなった。睡眠導入剤は必要だが、睡眠サイクルが整った。完治はしていないが、自分の中では調子が良いので、一旦終了。
まとめ
週1の鍼治療を5回行いました。
通常は5回以上通院が必要なケースが多いです。
長年の不眠症は簡単には完治しませんが、生活習慣を改め、睡眠サイクルを正常にすることができました。
特に上半身の筋肉の緊張があると、交感神経が活発になります。
その結果、睡眠によって体を休ませないといけない場面でも戦闘状態になり、入眠が難しくなります。
鍼治療は、体の緊張をとることができるので、施術が心地よい疲れを感じ眠たくなります。
不眠症と同時に体が緊張している自覚がある方は、ご連絡ください。
お電話ありがとうございます、
なかいし鍼灸院でございます。