- 頑固な首こりを何とかしたい!
- 首が凝ると、体調不良になる!
- 首こりよる自律神経症状が出ている!
このような悩みを抱えていませんか?
当院は、広島市中区上八丁堀にある首こり(頚性神経筋症候群)の施術をしている鍼灸院です。
首の凝りが鍼治療で良くなることをご存知でしょうか?
鍼治療は、首こりの原因となる首や肩の筋肉の凝りを緩和し、免疫力や自然治癒力を高めることで症状を改善します。
このページでは、当院の首こり(頚性神経筋症候群)に対する鍼治療について解説しています。
是非、参考にしてみてください。
首こり(頚性神経筋症候群)の原因
首こりが重症化すると、自律神経機能に影響を与え、頭痛やめまい、耳症状などを引き起こします。
このように自律神経のバランスが崩れ、様々な症状が現れる首こりを頚性神経筋症候群といいます。
首こりは肩こりと違って、自律神経の乱れを引き起こし、全身の不調や精神的な影響を与えます。
首こり(頚性神経筋症候群)の原因は、普段の日常生活での姿勢の悪さや偏った筋肉の使い方が一番の原因です。
その中でも首こりの原因は大きくわけて3つあげられます。
日々の悪い姿勢
首こりになる一番の原因は、日々の姿勢の悪さです。
姿勢を正さなければと頭でわかっていても、無意識のうちに姿勢が崩れてしまいませんか?
楽な姿勢をとろうとすると、このような猫背姿勢になります。
猫背姿勢でパソコンをしていると、以下の順番で首こりになります。
- 猫背…背中の筋肉(僧帽筋や菱形筋)が張る。
- 肩甲骨が外転する…左右の肩甲骨の間が広がり、背中の筋肉が緊張し凝りが現れる。
- 肩が前に出る…巻き肩になり、胸の筋肉(大胸筋)が凝りやすくなる。
- 首が前傾し、顎が上がる…パソコンでモニター見るときになりやすい姿勢で、首筋から肩にかけて筋肉が緊張し、首こりになる。
猫背が一番首こりになりやすい姿勢です。
猫背姿勢を続けていると、頚椎がまっすぐになるストレートネックになってしまいます。
ストレートネックは、首にかかる負担が増し、首こりを悪化させる要因となります。
通常、首の骨は頭の重みを分散するために弯曲しており、首の筋肉に過度な負担がかからないようにクッションの役目をしています。
しかし、姿勢の悪さが原因となり、頚椎の弯曲が失われ、直線的な頚椎になってしまいます。
この頚椎が真っすぐになった状態をストレートネックといいます。
ストレートネックになると、頭の重みをうまく分散することができなくなるため、首や肩の筋肉に大きな負担がかかります。
長時間同じ姿勢で特定の筋肉への負担
パソコンやデスクワークで長時間同じ姿勢を続けると、決まった筋肉に持続的な負担がかかってしまいます。
その結果、筋肉が血行不良となり首こりになります。
猫背姿勢が一番首こりになりやすい姿勢であると説明しましたが、実は正しい姿勢で座っていたとしても首こりになります。
猫背姿勢の方が首こりになるスピードは早いですが、正しい姿勢でも少しずつ首こり体質の体に変わっていきます。
正しい姿勢を10分間キープしてみましょう。
肩だけでなく背中や腰も疲れてくると思います。
悪い姿勢より正しい姿勢の方が筋肉の疲れがわかるはずです。
問題なのは、長時間同じ姿勢でいることなのです。
姿勢の悪さも原因となりますが、それ以上に筋肉を動かさないことの方が首こりの原因となります。
ストレス、自律神経失調症、食生活、加齢
加齢とともに筋肉の柔軟性がなくなり、ストレッチをしても筋肉がほぐれにくくなります。
栄養の偏りで代謝が悪くなるのも原因のひとつです。
また、ストレスにより自律神経のバランスが崩れると、首こりを感じやすくなります。
ストレスがかかると、交感神経の活動が活発になり、副交感神経の活動が弱まります。
交感神経は筋肉の緊張を高めるので、必要以上の凝りを感じるようになります。
首こり(頚性神経筋症候群)の症状
- ズシーンと首や頭に重りが乗っている感じ。
- 首の曲げ伸ばしでつっぱり感、伸びにくさ、痛みを感じる。
- 首の関節の動く範囲が狭くなる。
- 腕や手にだるさ、しびれ感を感じる。
- 緊張型頭痛が現れる。
- 吐き気やめまいが現れる。
- 耳鳴りや突発性難聴になる。
- 胸の圧迫感や息苦しさを感じる。
- 疲れがとれにくい。
- 不眠気味になり、気分不良。
肩こり持ちの人はたくさんいますが、その中の多くは、首こりも同時に自覚しています。
昔は、首こりという言葉が一般的ではなく、肩こりとして一括りにされていました。
首こりと肩こりの違いは、肩はいくら凝っても神経症状を出しませんが、首は全身の不調を引き起こします。
首が凝ると、頭痛、めまい、動悸、血圧の変動など自律神経機能が乱れ、様々な不定愁訴が現れます。
症状を軽くするために薬を服用するだけで、つらい症状が延々と続いてしまう現実があります。
首の筋肉は、他の筋肉に比べて、細くて互いに重なり合っています。
前後左右自由に動かせるように、とても小さな筋肉で成り立っているため、一つひとつの筋肉の力が弱いです。
また、一日中重たい頭を支えるために、ずっと働き続けているので日々の疲労が蓄積します。
首の筋肉は、疲労しやすく、またその疲労を解消しにくいといった側面があるため、首こりが発生します。
首は脳の一部、首こりを放置すると…
首は脳の一部です。
首の奥は、自律神経機能に関わる大事なセンサーがあります。
自律神経は、生命を維持するために必要な機能をコントロールしている神経です。
首に異常が起きると、自律神経に関わるトラブルが発生しやすくなります。
首こりを放置すると頚性神経筋症候群になります。
頚性神経筋症候群とは、東京脳神経センターの松井孝嘉医師により付けられた「首こりによる病気」です。
人間の重い頭を支えている首。
デスクワークなどで前かがみの姿勢が長く続くと、首への負担が増し、さまざまな体の不調が表れる。
首の筋肉が及ぼす体への影響を考えながら首こりの診療を行う、医学博士の東京脳神経センター(東京都)の松井孝嘉理事長は「首こりは副交感神経の働きを悪くし、自律神経のバランスを乱します。原因不明の体調不良に悩まされている人は、首を治療することで症状が改善することが多いです」と話す。
パソコンや携帯、ゲーム機で、画面をのぞき込むうつむきの姿勢を長時間続けていると、首の後ろの筋肉が硬直する。
人間の頭部は約6㌔の重さがあり、首の筋肉が支えきれずに悲鳴を上げている状態といえる。
この状態が首こりで、慢性化すると頭痛やめまい、冷え性や胃腸症状、ドライアイなどの全身症状が表れる。
「首こりが怖いのは、身体症状の後に『うつ病』などの精神症状が表れることです」と松井理事長は話す。
首こりから表れるうつ病は、重症になると深刻な状態を招きかねないという。
「何もする気が起きない」「気分が落ち込む」「訳もなく不安になる」といった症状は、首こりに関連する特徴的な精神症状だ、と松井理事長は説明する。
「特に『むち打ち』や『頭部外傷』を経験していると、首が強い衝撃を受けているので首コリになりやすく、猫背の人や細くて長い首の人も注意が必要です」と指摘する。
同センターでは、10~30項目の問診票やエックス線、磁気共鳴画像装置(MRI)やふらつきのチェックなどで検査をし、低周波を使った物理療法や温熱療法で筋肉の疲労を徐々に和らげていく。
首はとてもデリケートな部分なので、異常を来している筋肉にマッサージなどで急激に力を加えると、かえって悪化させてしまう。
同センターでは、15分に1回行う首の筋肉の緊張をほぐす体操や、生活指導にも重点を置いている。
「首が痛くなるのは『これ以上無理が利きません』という警告です。
長時間同じ姿勢を取らずに、必ず首を休ませることが大切です」と松井理事長は呼び掛けている。【中国新聞より抜粋】
頚性神経筋症候群で現れる17の症状
- 頭痛
- めまい
- 自律神経失調症
- 自律神経性うつ
- パニック障害
- 慢性疲労症候群
- 更年期障害
- 血圧不安定症
- ムチウチ症
- ドライアイ
- 不眠症
- 多汗症
- 機能性胃腸症
- 過敏性腸症候群
- 機能性食道嚥下障害
- VDT症候群
- ドライマウス
首こり(頚性神経筋症候群)に対する鍼治療
当院の鍼治療は、トリガーポイント療法をベースに治療していきます。
トリガーポイントとは、「痛みの引き金になる点」という意味です。
銃の引き金を引くと弾が遠くに飛んでいくのと同じように、トリガーポイントが引き金になり遠くの場所に痛みを飛ばします。
その遠くの場所に感じる痛みを「関連痛」といいます。
痛みの発生場所、つまり「痛みの原因」がトリガーポイントであり、痛みを感じる場所、つまり「症状」が関連痛です。
(×:トリガーポイント 赤:関連痛)
×がトリガーポイントで赤く記されているところが実際に痛みや凝りを感じている場所になります。
これは、首の中心部、後頭部にかけて付いている頭半棘筋という筋肉です。
この筋肉にトリガーポイントができると、後頭部やこめかみに痛みが現れます。
つまり、首こりによる頭痛です。
(×:トリガーポイント 赤:関連痛)
首の横にある胸鎖乳突筋のトリガーポイントです。
胸鎖乳突筋は、鎖骨から耳の後ろに付いていて、耳や目の症状に関係するトリガーポイントができる筋肉です。
めまい、耳鳴り、耳の閉塞感、頭痛などに関係します。
(×:トリガーポイント 赤:関連痛)
首こりにより、手のしびれやだるさが現れることがあります。
首の筋肉は後ろだけではありません。
横から前にかけても首の筋肉です。
首の横や前の筋肉にトリガーポイントができると、首や胸の圧迫感やしびれが現れます。
当院では、トリガーポイントを今までの経験則から探し出すだけではなく、超音波エコーを使ってより確実に場所を特定していきます。
近年の研究により、トリガーポイントは、筋膜や腱、靭帯など軟部組織(ファシア)にできることが解明されました。
首こりのトリガーポイントは、筋膜にできます。
筋膜は、全身を包むタイツのようなもので、長時間ストレスがかかり続けると、筋膜が縮こまり筋膜同士の癒着が起こって、全身を締め付けてしまいます。
横に伸びる白い線が筋膜です。
より白く濃く写る部分は、筋膜の癒着が起こっていることを意味します。
つまり、トリガーポイントとは筋膜の癒着です。
筋膜の癒着=トリガーポイントを解消することで、首の凝りが軽減していきます。
当院の鍼治療は、トリガーポイントに直接アプローチすることで、筋膜の癒着が取れて柔軟性が良くなり、首こりが改善します。
以下、当院での首こりの鍼灸症例です。
参考にしてみてください。
【症例】首こりによる目の疲れ、吐き気、呼吸がしづらい症状 20代男性
【症例】耳や眼精疲労からくる良性頭位発作めまい症と首こり、自律神経を落ち着かせたい 40代女性
【症例】緊張、ストレスによる頭痛、吐き気、首こり 50代女性
【症例】整体で首を捻られてから続くうつ病のような気分不良 60代男性
【症例】首こりと自律神経失調症(動悸、めまい、冷や汗) 20代女性
慢性的な首こり、自律神経症状が現れている首こりは、数回の施術で改善するものではなく、回数を重ねるごとに少しずつ良くなるものです。
通院目安として、最短で3ヵ月~半年、症状の歴史が長いものは1年以上かかります。
通院初期は、週1.2回、その後改善に伴い2週間に1回、月1回と通院間隔をあけていくのが基本的なペースとなります。
お電話ありがとうございます、
なかいし鍼灸院でございます。