自律神経失調症改善(最新版)

  • 薬を飲んでもなかなか改善しない!
  • 薬が増えるのが不安で今後少しずつ減らしていきたい!
  • できるだけ病院や薬に頼りたくない!
  • 自律神経失調症の治し方を知りたい!

このような悩みを抱えていませんか?

当院は、広島市中区上八丁堀にある自律神経失調症の施術をしている鍼灸院です。

自律神経失調症が鍼治療で良くなることをご存知でしょうか?

鍼治療は、免疫力や自然治癒力を高める働きがあり、自律神経失調症で不足しがちな脳内物質であるセロトニンを増やすなど、自律神経に深くアプローチできる施術方法です。

このページでは、自律神経失調症の原因や症状、当院の鍼治療など解説しています。

特に薬を飲みたくない方や減薬したい方は、読み進めてみてください。

自律神経失調症とは

自律神経失調症とは

自律神経は、生きるために必要な体の働きを無意識にコントロールしている神経で、交感神経と副交感神経に分かれます。

  • 交感神経…体を緊張、興奮させる。
  • 副交感神経…リラックスさせる。

自律神経は、脊髄を起点に全身の内臓の働きをコントロールしています。

ホルモン分泌、体温血圧調節、腸の消化吸収など体中の調整をしています。

交感神経と副交感神経は、互いに正反対の役割があり、シーソーのようにバランスが取れている状態が理想的です。

しかし、心身のストレスを抱えていると、交感神経の働きが過剰になり自律神経のバランスが乱れ始めます。

そのような状態が長期的に続くと、ノルアドレナリンとセロトニンなどの神経伝達物質の分泌が減ってしまい、様々な不調が現れるようになります。

セロトニンは、自律神経のバランスをとる働きがあるため、セロトニンが減ることで自律神経失調症へと繋がります。

日本で1年間に自律神経失調症と診断された人は約65万人おり、病院に行っていない人はその10倍にものぼると言われています。

つまり、日本人の20人に1人は自律神経の不調を抱えていることになります。

何件も病院へ行っても原因がわからないと言われた方の多くが自律神経失調症の可能性が高いです。

ただ、自律神経失調症という病気はありません。

あくまで器質的な病変がない自律神経症状をまとめて自律神経失調症といいます。

自律神経失調症の原因

自律神経失調症の原因

自律神経失調症の原因は、ストレスによるセロトニン不足です。

  • ノルアドレナリン…体を活動的にし、集中力をもたらす。緊張や不安、ストレスがかかったときに分泌される。
  • ドーパミン…快楽や喜びのもととなり、やる気を高める。
  • セロトニン…ノルアドレナリンとドーパミンの分泌を調節し、心を安定させている。

ストレスがかかるとノルアドレナリンの分泌が過剰になり、交感神経が活発になります。

その一方で、ストレスを乗り越えたときに達成感や喜び、多幸感を感じるのがドーパミンです。

この2つのホルモンの暴走を防ぎコントロールしているのがセロトニンで、ストレスによるダメージを最小限にキープするためには、3つのホルモンのバランスが重要です。

特にセロトニンは、ストレスに関係するノルアドレナリンと快楽に関係するドーパミンをコントロールして、精神状態を安定させています。

もしセロトニンが不足してホルモンのコントロールができなくなると、不安感やうつ、パニック状態を引き起こす可能性が高まります。

自律神経失調症の症状

自律神経失調症の症状

症状

現れる部位

疲労感・倦怠感・脱力感 全身
睡眠障害・眠気 全身
微熱 全身
食欲不振・腹部膨満感 全身
ほてり・冷え 全身
めまい 頭部
立ちくらみ・ふらつき・失神 頭部
頭痛・偏頭痛 頭部
肩こり
吐き気
便秘・下痢
頻尿・残尿感・尿意切迫 膀胱
皮膚の乾燥・痒み 皮膚
多汗・汗をかかない 皮膚
息苦しい 気管
筋肉痛 関節・筋肉
脱毛 頭部
目の疲れ・乾き・涙目
耳鳴り・難聴
口の乾き・不快感
喉の不快感・つまり
動悸・息切れ・胸部の圧迫感・胸痛
手足のしびれ 手足
手足の冷え・のぼせ 手足・頭部
生理不順・勃起障害 生殖器
意識低下・無気力感 精神
集中力・記憶力低下 精神
情緒不安定 精神
不安感・憂鬱感 精神

自律神経失調症の症状は、多岐にわたります。

この中から1つしか症状が現れない人もいれば、複数症状が現れる人もいます。

症状が2週間以上持続している場合は、自律神経が乱れている可能性があります。

症状が持続することにより、日常生活や社会生活に制限が出てきます。

人によっては症状が多岐にわたるため、症状が辛いと余計強く感じるのが特徴です。

周りに理解されず孤立すると、精神的にも辛く悪循環に陥るので、早めに対処すべきです。

自律神経失調症に対する鍼治療

自律神経失調症に対する鍼治療

鍼治療は、本来持っている自然治癒力を活性化し免疫力を高めることで、自律神経を整えることができます。

鍼治療の刺激が脳内でのセロトニンの分泌を促し、自律神経を整えることが実証されています。(論文:鍼灸の作用機序から神経内科領域の可能性を探る

当院の鍼治療は、トリガーポイント療法をベースに治療していきます。

トリガーポイントへの鍼刺激が交感神経の緊張状態を抑え、副交感神経の働きを改善することがわかっています。

当院では、トリガーポイントを今までの経験則から探し出すだけではなく、超音波エコーを使ってより確実に場所を特定していきます。

近年の研究により、トリガーポイントは、筋膜や腱、靭帯など軟部組織(ファシア)にできることが解明されました。

自律神経失調症の場合は、筋膜にトリガーポイントができます。

筋膜は、全身を包むタイツのようなもので、長時間ストレスがかかり続けると、筋膜が縮こまり筋膜同士の癒着が起こって、全身を締め付けてしまいます。

自律神経が乱れると、気持ちは休もうと思っても体の緊張が抜けない状態は、この筋膜の癒着が起こっている証拠です。

エコー

横に伸びる白い線が筋膜です。

より白く濃く写る部分は、筋膜の癒着が起こっていることを意味します。

つまり、トリガーポイントとは筋膜の癒着です。

筋膜の癒着=トリガーポイントを解消することで、自律神経の活動を正常に戻すことができます。

当院の鍼治療は、トリガーポイントに直接アプローチすることで、筋膜の癒着が取れて柔軟性が良くなり、自律神経の乱れが改善します。

以下、当院での自律神経失調症の鍼灸症例です。

参考にしてみてください。

【症例】自律神経からくる耳閉感、耳鳴り、ふわふわめまい 30代女性

【症例】大学生のメニエール病と自律神経失調症 20代女性

【症例】コロナ後遺症による自律神経の乱れ 20代女性

【症例】ストレス性神経疲労と不眠、自律神経の乱れ 60代女性

【症例】胃痛と食欲不振から始まった不安障害 40代女性

【症例】動悸、息切れ、めまい、パニック障害 50代女性

自律神経失調症は、数回の施術で改善するものではなく、回数を重ねるごとに少しずつ良くなるものです。

通院目安として、最短で3ヵ月~半年、症状の重い方は1年以上かかることもあります。

通院初期は、週1.2回、その後改善に伴い、2週間に1回、月1回と通院間隔をあけていくのが基本的なペースとなります。

なかいし鍼灸院