- 五十肩の痛みがなかなかとれない!
- 腕を動かした瞬間の激痛に耐えられない!
- 車の運転が難しい!
- 腕が後ろに回らないので、着脱衣ができない!
- 夜間痛で目が覚めて睡眠がとれない!
- 肩関節が固まって腕があがらない!
このような悩みを抱えていませんか?
当院は、広島市中区上八丁堀にある五十肩の施術をしている鍼灸院です。
五十肩が鍼治療で良くなることをご存知でしょうか?
鍼治療は、五十肩の原因となる腱や筋肉の血流を改善して痛みを緩和させることで、可動域を広げることができます。
このページでは、当院の五十肩に対する鍼治療について解説しています。
是非、参考にしてみてください。
五十肩の原因と症状
肩関節の痛みと可動域制限や関節の拘縮を伴う症状の総称を五十肩と言います。
五十肩という病名はなく、肩関節周囲炎といいます。
五十肩の原因は、加齢に伴う肩関節周囲の腱、靭帯、筋肉などの軟部組織の老化が主な原因なので、特に中年の50代に多く発症します。
若年者で五十肩は起こりませんので、年齢によること(長年の疲労の蓄積)が大きな要因です。
五十肩の症状の症状としては、
- 関節可動域制限がある。
- 痛みが強く、夜の痛みが激しい。
- 痛みがある程度治まっても肩を動かしにくい。
などがメインの症状です。
肩の関節は、前、後ろ、横とあらゆる方向に自由に動かすことができる関節ですが、五十肩になると関節が拘縮して、動かしにくくなります。
そのため、着脱衣や後ろに手が回せないなど日常生活が難しくなります。
特に横から腕をあげる動作が一番制限がかかりやすく、痛みは肩から腕にかけて激痛、鈍痛など夜痛みがピークになる傾向にあります。
肩関節の可動域が著しく制限されている場合は、関節内の腱や靭帯などの軟部組織が硬くなってしまっているため、改善までにかなりの時間を要します。
五十肩に対する鍼治療
当院の鍼治療は、トリガーポイント療法をベースに治療していきます。
トリガーポイントとは、「痛みの引き金になる点」という意味です。
銃の引き金を引くと弾が遠くに飛んでいくのと同じように、トリガーポイントが引き金になり遠くの場所に痛みを飛ばします。
その遠くの場所に感じる痛みを「関連痛」といいます。
痛みの発生場所、つまり「痛みの原因」がトリガーポイントであり、痛みを感じる場所、つまり「症状」が関連痛です。
(×:トリガーポイント 赤:関連痛)
×がトリガーポイントで赤く記されている場所が実際に痛みを感じている場所になります。
肩はあらゆる方向に動かすことができ、その動きをさせる筋肉を三角筋といいます。
三角筋は、3つの線維でできており、それぞれ三角筋前部線維、中部線維、後部線維といいます。
三角筋は、前、横、後ろと大まかに3方向に腕をあげることができ、前部線維は前へ、中部線維は横へ、後部線維は後ろへあげるときに働きます。
そのため、前にあげることが難しい場合は前部線維、横なら中部線維という感じでトリガーポイントができます。
(×:トリガーポイント 赤:関連痛)
肩甲骨の後面にある棘下筋のトリガーポイントです。
三角筋が大まかな肩の動きに関わるのに対して、棘下筋は捻りなどの細かな動きに関わります。
単純に腕をあげるときの痛みだけでなく、捻りながら腕をあげる、手を後ろに回すなどの動きで痛みがあれば、棘下筋のトリガーポイントが関係します。
他に棘上筋や肩甲下筋、胸の筋肉である大胸筋など、肩の痛みに関わるトリガーポイントはたくさんあります。
当院では、トリガーポイントを今までの経験則から探し出すだけではなく、超音波エコーを使ってより確実に場所を特定していきます。
近年の研究により、トリガーポイントは、筋膜、腱や靭帯など軟部組織(ファシア)にできることが解明されました。
五十肩のトリガーポイントは、筋膜や腱、靭帯などにできます。
筋膜は、全身を包むタイツのようなもので、長時間ストレスがかかり続けると、筋膜が縮こまり筋膜同士の癒着が起こって、全身を締め付けてしまいます。
横に伸びる白い線が筋膜です。
より白く濃く写る部分は、筋膜の癒着が起こっていることを意味します。
つまり、トリガーポイントとは筋膜の癒着です。
筋膜の癒着=トリガーポイントを解消することで、肩関節の可動域が広がっていきます。
当院の鍼治療は、トリガーポイントに直接アプローチすることで、筋膜の癒着が取れて柔軟性が良くなり、五十肩が改善します。
以下、当院での改善した五十肩の鍼灸症例です。
参考にしてみてください。
【症例】手術しないと治らないと言われた腱板(棘上筋)部分断裂による夜間痛 60代女性
【症例】乳がん手術後のホルモン剤による左肩の痛み 60代女性
肩関節の可動域制限が強い五十肩は、数回の施術で改善するものではなく、回数を重ねるごとに少しずつ良くなるものです。
通院目安として、最短で3ヵ月~半年、症状の重い方は1年近くかかることもあります。
通院初期は、週1.2回、その後改善に伴い2週間に1回、月1回と通院間隔をあけていくのが基本的なペースとなります。
お電話ありがとうございます、
なかいし鍼灸院でございます。