【症例】前立腺炎による憂鬱感、元気が出ない 50代男性

主訴

  • 2ヵ月前に前立腺炎を発症し泌尿器科での薬を服用しているが、症状に波がある。
  • 前立腺炎によってこの2ヵ月は憂鬱で元気が出ない。
  • このままではいけないと思い、ネットで前立腺炎には薬以外にも鍼治療という選択肢があることを知って当院へ来院。

症状

股の付け根から太もも付近までが痛く、違和感がある。

尿道や膀胱付近が痛むことがある。

座位時に特に症状を強く感じる。(普段は立っていることが多い)

排尿時痛はない。

痛みの質は、ズキズキする感じ。

症状を気にするあまり、気分が落ち込みメンタル的にも病んでいる。

トリガーポイント鍼療法

  • トリガーポイント鍼療法
  • トリガーポイント鍼療法

施術部位

多裂筋、大殿筋、中殿筋、梨状筋、仙結節靭帯、陰部神経、ハムストなど。

前立腺炎の治療ポイントは、お尻の筋肉の奥にある靭帯と陰部神経です。

特に陰部神経刺鍼はそれなりの痛みが伴いますが、効果的なポイントとなります。

症状経過

1回目:しっかり響かせる。

2回目:少し楽になっている感じはする。気にならない時間が増えてきたので精神的にも気分は楽になっている。

3回目:今回は痛みが強い日が多かった。

4回目:ズキズキするような痛みが鈍い痛みに変化している。

5回目:初回に比べ、痛みの強さや質、股や膀胱の違和感が減っている。継続治療中。

まとめ

症状に囚われ過ぎて、憂鬱で元気が出ないとのことでしたが、症状が改善するにつれ精神的にも安定しています。

完治まではまだかかるので治療は続きますが、メンタルの落ち込みは解消されました。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

なかいし鍼灸院