【症例】起立性調節障害によるめまい、頭痛、起きられない 10代女性

主訴

  • 1年前に起立性調節障害になり、薬物療法、栄養指導、整骨院などに通院していたが、発症時よりも朝起きることが難しくなり、朝食も摂れない状態が続いている。
  • 夜は11時には布団に入るが、1時まで眠れない。
  • 学校に行けないのがストレスでこのままの状態が続くのは良くないので、当院へ来院。

症状

一番の辛い症状は、朝起きられないこと。

頭痛や体のだるさもある。

日中はふらふらするめまいがある。

トリガーポイント鍼療法

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施術部位

僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、頚板状筋、菱形筋など。

触診で首の筋肉がガチガチで緊張している状態でした。

またエコー検査の結果、表層の筋膜の癒着がひどく、自律神経のバランスが崩れていると考えられました。

まずは、体の緊張をとり自律神経のバランスを整えるための鍼治療と同時に自分でも生活リズムを整えることを指導しました。

症状経過

1回目:細い鍼でソフトな刺激。

2回目:鍼の日は入眠がしやすかった。頭痛はなかった。1回だけ学校に行けた。

3回目:一時的にフラッとする。休まずに学校に行けている。

4回目:朝起こしてもらわないと起きられないが、学校に行けるようになりうれしい。

5回目:めまいも減ってきた。

6~9回目:現状維持。

10回目:半年後に来院。その後学校に行けるようになっていたが、また行けなくなった。毎日頭痛がしんどい。

11回目:頭痛が少し楽になった。首の凝りが強い。

12回目:朝は体がだるく、夕方は頭痛がする。

13回目:頭痛はあまりしなくなった。朝は体だるい。

14回目:また頭痛がひどい。

15回目:頭痛減少している。

16回目:学校に行けるようになってきた。安定してきた。

17回目:安定している。

18回目:朝から学校に行けている。ふわふわめまいがある。

19回目:まずまず。

20回目:たまに頭痛がするが、調子良い。

21.22回目:地味にふらふらする。

23回目:頭痛の頻度が増えてきた。

24回目:眠るのが遅くて睡眠がとれていない。

25回目:前回より良い。

26回目:安定している。

27回目:最近ふわふわめまいが増えている。

28回目:調子良い。次回より2週間に1回、または月1回とする。

29回目:雨の日が良くない。

30~34回目:多少のだるさ、頭痛あり。たまにめまいもする。

35回目:調子が良く安定している。

36~40回目:月1回で調子が安定している。継続中。

まとめ

良い状態がしばらく続き、悪くなると悪い状態がしばらく続く状態を繰り返していきました。

根気強く鍼治療を続けることで安定感が出ます。

起立性調節障害とは、基本的にはこのような治り方をします。

良くなったり悪くなったり症状の波が激しいです。

そこで諦めることなく続けることが大切です。

同じような症状でお悩みの方は、ご連絡ください。

運営者情報

運営者情報
会社名 株式会社HARI51「なかいし鍼灸院」
代表者 代表取締役・院長 中石真人
経歴 高陽東高校→明治鍼灸大学→朝日医療専門学校

トリガーポイント・ファシアリリース専門鍼灸院として、症状の改善はもちろん、自分の健康を自分の力でコントロールできる人を一人でも多く増やすことを理念に掲げ、日々施術にあたっている。

資格 鍼灸師・柔道整復師
創業 平成24年9月3日
所在地 広島市中区上八丁堀4-28松田ハイツ702
電話 050-1255-9166

なかいし鍼灸院