- リハビリをしているが痛みがなかなかとれない!
- 夜痛みが強く、肩を動かす度に痛みがある!
- 肩があがらない!
- 五十肩だと思っていたら腱板損傷だった!
このような悩みを抱えていませんか?
当院は、広島市中区上八丁堀にある腱板損傷の施術をしている鍼灸院です。
腱板損傷が鍼治療で良くなることをご存知でしょうか?
鍼治療は、腱板損傷の原因となる腱や筋肉の血流を改善して痛みを緩和させることで、可動域を広げることができます。
このページでは、当院の腱板損傷に対する鍼治療について解説しています。
是非、参考にしてみてください。
腱板断裂・腱板損傷の原因と症状
腱板とは、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉の集まりのことをいいます。
別名でローテ―ターカフ、インナーマッスルと言われることもあります。
この腱板が肩関節をしっかりと固定しているのですが、この一部が断裂したり傷ついたりして、痛みや肩関節の動きに制限が出ることをその状態に合わせて、腱板断裂、腱板損傷、腱板炎などといいます。
原因としては、
- スポーツでのケガ
- 加齢による腱板の老化現象
の2つが多いです。
ケガの場合、野球やバレーなどの投球やスパイクの繰り返し動作が原因となります。
基本的に若年者に多いです。
加齢による場合は、ちょっとした無理な捻りでの損傷や何もしていないのに自然に断裂することもあります。
年を重ねることによる疲労の蓄積が原因となります。
完全断裂の場合、年齢を考慮し手術を選択することもありますが、一般的に多い部分断裂についての症状は以下の通りです。
- 夜間痛(痛くて眠れない)
- 運動時痛(肩を横から挙げていくと途中で痛みが出る)
- 運動制限(髪を洗う動作ができない、手を後ろに回せない、着替えが難しい)
症状は五十肩と同じです。
※実は、断裂していても痛みがない、自覚症状がない場合もあります。
腱板断裂・腱板損傷に対する鍼治療
当院の鍼治療は、トリガーポイント療法をベースに治療していきます。
トリガーポイントとは、「痛みの引き金になる点」という意味です。
銃の引き金を引くと弾が遠くに飛んでいくのと同じように、トリガーポイントが引き金になり遠くの場所に痛みを飛ばします。
その遠くの場所に感じる痛みを「関連痛」といいます。
痛みの発生場所、つまり「痛みの原因」がトリガーポイントであり、痛みを感じる場所、つまり「症状」が関連痛です。
(×:トリガーポイント 赤:関連痛)
×がトリガーポイントで赤く記されている場所が実際に痛みを感じている場所になります。
腱板を構成する筋肉のひとつである棘下筋のトリガーポイントです。
腱板の筋肉の中で、損傷を受けやすいのは棘上筋なのですが、トリガーポイントは棘下筋にできやすいです。
肩の前、横、後ろと全方向に痛みが現れますので、必ず施術するトリガーポイントです。
(×:トリガーポイント 赤:関連痛)
三角筋のトリガーポイントです。
五十肩でもよく施術する筋肉です。
腱板は、この三角筋の奥にある小さな筋肉の損傷ですが、肩を動かす際にこの三角筋の役割が重要で、トリガーポイントができやすいです。
肩関節の可動域が著しく制限されている場合は、関節内の腱や靭帯などの軟部組織が硬くなってしまっているため、改善までにかなりの時間を要します。
当院では、トリガーポイントを今までの経験則から探し出すだけではなく、超音波エコーを使ってより確実に場所を特定していきます。
近年の研究により、トリガーポイントは、筋膜、腱や靭帯など軟部組織(ファシア)にできることが解明されました。
腱板損傷のトリガーポイントは、筋膜や腱、靭帯などにできます。
横に伸びる白い線が筋膜です。
より白く濃く写る部分は、筋膜の癒着が起こっていることを意味します。
つまり、トリガーポイントとは筋膜の癒着です。
筋膜の癒着=トリガーポイントを解消することで、肩関節の可動域が広がっていきます。
当院の鍼治療は、トリガーポイントに直接アプローチすることで、筋膜の癒着が取れて柔軟性が良くなり、腱板損傷が改善します。
以下、当院で改善した腱板断裂・腱板損傷の鍼灸症例です。
参考にしてみてください。
【症例】手術しないと治らないと言われた腱板(棘上筋)部分断裂による夜間痛 60代女性
【症例】右肩腱板断裂手術後の肩の痛み、つっぱり感 60代女性
肩関節の可動域制限が強い、長期間痛みが持続している腱板損傷は、数回の施術で改善するものではなく、回数を重ねるごとに少しずつ良くなるものです。
通院目安として、最短で3ヵ月~半年、症状の重い方は1年かかることもあります。
通院初期は、週1.2回、その後改善に伴い2週間に1回、月1回と通院間隔をあけていくのが基本的なペースとなります。
お電話ありがとうございます、
なかいし鍼灸院でございます。