主訴
- 3ヵ月前から会陰部の不快感や頻尿の症状が出始めた。
- 1ヵ月前から会陰部の不快感と共にしびれも感じるようになった。
- 思いあたる原因は、自転車で重い物を背負って漕いだことかもしれないとのこと。
- 泌尿器科で「慢性前立腺炎」と診断をされ、他の鍼灸院で治療しており、効果を感じてはいるものの、劇的な変化が出ておらず、慢性前立腺炎にはトリガーポイント治療が良いと聞き、当院へ来院。
- 薬は、セルニルトン、エビスロプラットを服用している。
症状
・会陰部の不快感、しびれ。
・普段の生活では、座っていると不快感が強い。
・大腿部の気怠さがあり、ももを擦ることが多い。
・クーラーの部屋や仕事での振動や水の音を聞くと、悪化する傾向がある。
トリガーポイント鍼療法
大殿筋、中殿筋、仙結節靭帯のMPSと判断し、トリガーポイント鍼治療を行いました。
症状が悪化する動作として、座っているときが一番辛いとのことでしたので、お尻周りの大殿筋や
中殿筋、そして坐骨結節と仙骨付近にある仙結節靭帯、陰部神経刺鍼をすることで、改善していきます。
【治療部位】
大殿筋、中殿筋、仙結節靭帯、陰部神経、多裂筋、ハムスト、大腿四頭筋など
1~2回目:大腿部を自分でマッサージするとビリっとくる。前回の治療後楽になった。
3回目:初回の状態と比べて症状は、半分になった。雨の日は調子悪い。座っていると、会陰部の前面に圧迫感を感じる。
4回目:座っているときの違和感や不快感は、週に1~2回感じる程度まで改善した。今一番辛いのは、排尿後30分不快感が続くこと。
5回目:良かったり悪かったりするが、以前よりかなり楽になった。初回が10だとすると今は3。
6回目:前面の症状は10→0.5、後面の症状は10→1.5まで回復した。完璧ではないが、ほぼOKな感じ。
一旦終了。
まとめ
治療期間は、週1回のペースで約1ヵ月治療しました。
今回の症例は、病院での診断により「慢性前立腺炎」ということで治療しましたが、治療回数を重ねるごとに症状も改善していきました。
会陰部の症状は、恥ずかしく治療を受けることに勇気がいるかもしれませんが、腰~お尻周りを中心に下半身の鍼治療をしていくことで、治っていきますので、一度、ご相談ください。
運営者情報
会社名 | 株式会社HARI51「なかいし鍼灸院」 |
代表者 | 代表取締役・院長 中石真人 |
経歴 | 高陽東高校→明治鍼灸大学→朝日医療専門学校
トリガーポイント・ファシアリリース専門鍼灸院として、症状の改善はもちろん、自分の健康を自分の力でコントロールできる人を一人でも多く増やすことを理念に掲げ、日々施術にあたっている。 |
資格 | 鍼灸師・柔道整復師 |
創業 | 平成24年9月3日 |
所在地 | 広島市中区上八丁堀4-28松田ハイツ702 |
電話 | 050-1255-9166 |
お電話ありがとうございます、
なかいし鍼灸院でございます。