- 喉の違和感が続いている!
- 喉に物が詰まったような感覚がする!
このような悩みを抱えていませんか?
当院は、広島市中区上八丁堀にあるヒステリー球の施術をしている鍼灸院です。
ヒステリー球が鍼治療で良くなることをご存知でしょうか?
鍼治療は、ヒステリー球の原因となる筋肉の緊張を和らげ、免疫力や自然治癒力を高めて自律神経を整えることができます。
このページでは、当院のヒステリー球に対する鍼治療について解説しています。
是非、参考にしてみてください。
ヒステリー球の原因と症状
ヒステリー球とは、別名、咽喉頭異常感症といい、喉に物が詰まったような違和感や圧迫感が現れる症状です。
病院で検査をしても、はっきりとした病気が見つかりません。
ヒステリー球の原因は、
- 首周りの筋肉の凝りや筋膜異常
- ストレス
- 自律神経の乱れ
などが考えられています。
はっきりとした原因は不明ですが、症状からみて首周りの筋肉の凝りが喉を圧迫することで、異常感覚が現れると推測されます。
ヒステリー球の症状は、
- 喉の異物感や圧迫感(つかえた感じ)
- 飲み込みにくい
- 痰が絡む
- 精神的な不安感
- 食事中は気にならない
などがあります。
ストレスがヒステリー球を悪化させる
ヒステリー球は、いわゆる自律神経失調症の一種です。
自律神経は、体を興奮させる交感神経と体をリラックスさせる副交感神経に分かれており、お互いがシーソーのようにバランスが保たれている状態が良いとされています。
しかし、心身のストレスを抱えていると、交感神経の働きが過剰になり自律神経のバランスが乱れ始め、ストレス状態が長期的に続くことで様々な症状が現れるようになります。
そのうちの一つの症状としてヒステリー球があります。
ストレスがかかるとノルアドレナリンの分泌が過剰になり、交感神経が活発になります。
その一方で、ストレスを乗り越えたときに達成感や喜び、多幸感を感じるのがドーパミンです。
この2つのホルモンの暴走を防ぎコントロールしているのがセロトニンで、ストレスによるダメージを最小限にキープするためには、3つのホルモンのバランスが重要です。
- ノルアドレナリン…体を活動的にし、集中力をもたらす。緊張や不安、ストレスがかかったときに分泌される。
- ドーパミン…快楽や喜びのもととなり、やる気を高める。
- セロトニン…ノルアドレナリンとドーパミンの分泌を調節し、心を安定させている。
特にセロトニンは、ストレスに関係するノルアドレナリンと快楽に関係するドーパミンをコントロールして、精神状態を安定させています。
もしセロトニンが不足してホルモンのコントロールができなくなると、不安感やうつ状態を引き起こす可能性が高まります。
つまり、ストレスによるセロトニン不足がヒステリー球の一番の原因となります。
そのセロトニンを増やすことができるのが鍼治療です。
ヒステリー球に対する鍼治療
鍼治療は、本来持っている自然治癒力を活性化し免疫力を高めることで、自律神経を整えることができます。
鍼治療の刺激が脳内でのセロトニンの分泌を促し、自律神経を整えることが実証されています。(論文:鍼灸の作用機序から神経内科領域の可能性を探る)
当院の鍼治療は、トリガーポイント療法をベースに治療していきます。
トリガーポイントへの鍼刺激が交感神経の緊張状態を抑え、副交感神経の働きを改善することがわかっています。
当院では、トリガーポイントを今までの経験則から探し出すだけではなく、超音波エコーを使ってより確実に場所を特定していきます。
近年の研究により、トリガーポイントは、筋膜や腱、靭帯など軟部組織(ファシア)にできることが解明されました。
ヒステリー球の場合は、筋膜にトリガーポイントができます。
筋膜は、全身を包むタイツのようなもので、長時間ストレスがかかり続けると、筋膜が縮こまり筋膜同士の癒着が起こって、全身を締め付けてしまいます。
自律神経が乱れると、気持ちは休もうと思っても体の緊張が抜けない状態は、この筋膜の癒着が起こっている証拠です。
(×:トリガーポイント 赤:関連痛)
×がトリガーポイントで赤く記されている場所が実際に痛みや凝りを感じている場所になります。
ヒステリー球の方は、首こりを訴えていることが多く、首周りの凝りが喉のつかえや違和感の原因となります。
この胸鎖乳突筋にトリガーポイントができると、筋肉が硬くなり圧迫感を感じるようになります。
それが喉の違和感へと繋がります。
またこの胸鎖乳突筋の奥には、斜角筋や頸長筋など細く薄い筋肉が重なり合っています。
筋肉が重なり合うということは、その間で筋膜の癒着や摩擦が起き、トリガーポイントができやすい環境です。
そのトリガーポイントを取り除くことが重要です。
横に伸びる白い線が筋膜です。
より白く濃く写る部分は、筋膜の癒着が起こっていることを意味します。
つまり、トリガーポイントとは筋膜の癒着です。
筋膜の癒着=トリガーポイントを解消することで、自律神経の活動を正常に戻すことができます。
当院の鍼治療は、トリガーポイントに直接アプローチすることで、筋膜の癒着が取れて柔軟性が良くなり、ヒステリー球が改善します。
以下、当院で改善したヒステリー球の鍼灸症例です。
参考にしてみてください。
【症例】ヒステリー球(ストレス球)、喉のつまり感、息苦しさ 40代女性
【症例】ストレスや自律神経の乱れによる喉のつまり感 20代男性
【症例】喉に何か詰まっているような感覚になるヒステリー球 20代男性
ヒステリー球は、数回の施術で改善するものではなく、回数を重ねるごとに少しずつ良くなるものです。
通院目安として、最短で3ヵ月~半年、症状の重い方は1年以上かかることもあります。
通院初期は、週1.2回、その後改善に伴い2週間に1回、月1回と通院間隔をあけていくのが基本的なペースとなります。
お電話ありがとうございます、
なかいし鍼灸院でございます。