- 長時間座ると痛い!
- 足が痛みとしびれで歩けない!
- ブロック注射やリハビリなど受けてきたけど、効果が持続しない!
- 手術はしたくないので、鍼治療で根本的に治したい!
このような悩みを抱えていませんか?
当院は、広島市中区上八丁堀にある坐骨神経痛の施術をしている鍼灸院です。
坐骨神経痛が鍼治療で良くなることをご存知でしょうか?
鍼治療は、坐骨神経痛の原因となるお尻の筋肉や坐骨神経周りの血流を改善し、痛みを緩和させることができます。
このページでは、当院の坐骨神経痛に対する鍼治療について解説しています。
是非、参考にしてみてください。
坐骨神経痛とは
坐骨神経とは、人間の体の中で一番太い神経で、腰からお尻、太ももの後ろを通り、枝分かれしながら足先まで繋がっています。
その坐骨神経が圧迫や刺激によって、下半身の坐骨神経の通る道沿いに痛みやしびれが現れる症状を坐骨神経痛といいます。
坐骨神経は、一番太い場所で2㎝ほどの太さがあり、全長は1mもあります。
坐骨神経痛で耐えられないほどの激しい痛みやしびれが現れる理由は、この太さと長さが関係していると考えられています。
坐骨神経痛の原因
坐骨神経痛は、様々な原因で症状が現れますが、特に普段の生活での姿勢や筋肉の酷使が坐骨神経痛の一番の原因です。
その中でも大きく3つ原因があげられます。
腰部脊柱管狭窄症
高齢になると、腰部脊柱管狭窄症が原因となって発症します。
脊柱管には、背骨(頚椎から腰椎)の間を通っている神経(脊髄)が入っています。
腰部脊柱管狭窄症とは、腰にある脊柱管が狭くなって神経が圧迫され、痛みやしびれ、麻痺、歩行障害が出る症状です。
加齢による現象で50代以降に発症しやすい特徴があります。
腰椎椎間板ヘルニア
年齢が若い場合は、腰椎椎間板ヘルニアが原因となって発症します。
椎間板は、背骨と背骨の間にあり、クッションの役割をしています。
その椎間板の中に髄核というものがあり、その髄核が押し出されて脊柱管の中の神経を圧迫することで、痛みやしびれが現れます。
この状態が腰で起こっているため、腰椎椎間板ヘルニアといいます。
梨状筋症候群
お尻にある梨状筋という筋肉の間を坐骨神経が走行しており、この部分で坐骨神経が圧迫されて、痛みやしびれが現れます。
生活習慣、スポーツやケガなどが要因となります。
その他
脊椎や脊髄の癌や骨盤の癌などでも坐骨神経痛が起こりますが、非常にまれです。
坐骨神経痛の症状
お尻や太もも、ふくらはぎ、すねなどお尻から下半身全体に痛みやしびれが現れます。
痛みやしびれ以外に冷感や熱感、筋肉の張り感、締め付けられるような圧迫感など、一部分だけに強く感じたり、下半身全体に感じたりと症状の現れ方は様々です。
- 足が痛み、少し歩くと歩けなくなる(間欠性跛行)
- 腰を動かすと下半身が激しく痛む
- 安静時でも常に痛みやしびれがあり、眠れない
- チリチリする痛みや冷感など感覚が鈍くなる
- 長時間座ると痛みが強くなる
一般的に坐骨神経痛は、神経の圧迫が構造上の原因ではありますが、神経は圧迫されても痛んだり、しびれが出ることはありません。
神経が圧迫されると「麻痺」が起こります。
麻痺とは手足を動かすことができない障害です。
このような麻痺状態では鍼治療は不適応です。
坐骨神経痛に対する鍼治療
当院の鍼治療は、トリガーポイント療法をベースに治療していきます。
トリガーポイントとは、「痛みの引き金になる点」という意味です。
銃の引き金を引くと弾が遠くに飛んでいくのと同じように、トリガーポイントが引き金になり遠くの場所に痛みを飛ばします。
その遠くの場所に感じる痛みを「関連痛」といいます。
痛みの発生場所、つまり「痛みの原因」がトリガーポイントであり、痛みを感じる場所、つまり「症状」が関連痛です。
当院では、トリガーポイントを今までの経験則から探し出すだけではなく、超音波エコーを使ってより確実に場所を特定していきます。
近年の研究により、トリガーポイントは、筋膜や腱、靭帯など軟部組織(ファシア)にできることが解明されました。
坐骨神経痛の場合は、筋膜や坐骨神経周囲のファシアにトリガーポイントができます。
筋膜は、全身を包むタイツのようなもので、長時間ストレスがかかり続けると、筋膜が縮こまり筋膜同士の癒着が起こって、全身を締め付けてしまいます。
(×:トリガーポイント 赤:関連痛)
×がトリガーポイントで赤く記されている場所が実際に痛みやしびれを感じている場所です。
お尻の中心部や足にかけて症状が現れています。
これは、お尻のトリガーポイントが原因となって、下半身を中心に症状が出ている典型的な例です。
(×:トリガーポイント 赤:関連痛)
梨状筋のトリガーポイントです。
坐骨神経は、梨状筋の下を通るため梨状筋が硬く凝り固まると、その奥にある坐骨神経に持続的な刺激が加わります。
その結果、坐骨神経領域の下肢に症状が現れます。
このように、トリガーポイントは痛みを感じている場所とは違うところにあるため、原因となっているトリガーポイントをしっかり探し当て、そこを治療していかないと改善しません。
これは、坐骨神経痛の中でも一番トリガーポイントができやすいお尻の筋肉のエコー画像です。
上から大殿筋、中殿筋、小殿筋の順番でお尻の筋肉があります。
横に伸びる白い線が筋膜です。
より白く濃く写る部分は、筋膜の癒着が起こっていることを意味します。
つまり、トリガーポイントとは筋膜の癒着です。
この画像では、中殿筋のトリガーポイントが原因の可能性が高いことがわかります。
筋膜の癒着=トリガーポイントを解消することで、坐骨神経痛が軽減していきます。
しかし、慢性的な症状や痛みやしびれが強い場合は、筋膜の癒着を解消しても症状が残るケースがあります。
その場合は、坐骨神経周辺の癒着部分(梨状筋など)や坐骨神経周囲の膜にアプローチして神経の血流を上げることもあります。
まずは、筋膜にアプローチし、状態によっては坐骨神経周辺も鍼をしていきます。
当院の鍼治療は、トリガーポイントに直接アプローチすることで、筋膜の癒着が取れて柔軟性が良くなり、坐骨神経痛が改善します。
以下、当院での改善した坐骨神経痛の鍼灸症例です。
参考にしてみてください。
【症例】コロナ自粛で体重増加に伴う腰痛と坐骨神経痛 50代女性
坐骨神経痛は、数回の施術で改善するものではなく、回数を重ねるごとに少しずつ良くなるものです。
通院目安として、最短で3ヵ月~半年、症状の重い方は半年以上かかることもあります。
通院初期は、週1.2回、その後改善に伴い2週間に1回、月1回と通院間隔をあけていくのが基本的なペースとなります。
お電話ありがとうございます、
なかいし鍼灸院でございます。