- 薬を服用しているけど、鍼治療で根本的に治したい!
- 体が緊張する場面で症状が出やすい!
- パニック障害のせいで日常生活が制限される!
- 首が異常に凝るようになってきた!
このような悩みを抱えていませんか?
当院は、広島市中区上八丁堀にあるパニック障害の施術をしている鍼灸院です。
パニック障害が鍼治療で良くなることをご存知でしょうか?
鍼治療は、パニック障害の原因となる自律神経の働きを促進し、免疫力や自然治癒力を高めることで症状を改善します。
このページでは、当院のパニック障害に対する鍼治療について解説しています。
是非、参考にしてみてください。
パニック障害の原因と症状
パニック障害とは、突然起こる恐怖感や不安感によって、呼吸困難、動悸、めまいなどの自律神経症状が急激に現れる病気です。
しかし、症状はすぐに落ち着き、検査をしても症状の原因がわかりません。
また同じような症状が起こるのではないかと不安になると、日常生活を送るのも難しくなってしまいます。
その結果、うつ病を併発することもあるため、早めにパニック障害と診断されたら治療を開始した方が良いです。
パニック障害は、現在はっきりとした原因はわかっていませんが、パニック発作を起こす引き金はいくつかあります。
- 過労
- ストレス
- 睡眠不足
など、日々の生活環境が要因として考えられています。
パニック障害の症状として、
- パニック発作…突然現れる動悸やめまいなどの症状
- 予期不安…パニック発作が繰り返されることにより、また発作が起こるのでは?という不安
- 広場恐怖…発作が起こると自分一人の力ではどうしようもなくなってしまうため、他人の助けを得られない状況を避けるようになる
- うつ症状…繰り返される発作によって生活が損なわれ、うつ病を発症
などが現れます。
パニック障害を引き起こす一番の要因はストレスですが、その後の繰り返す発作は再発への不安や恐怖です。
強いストレスを感じると脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンが増加し、神経が異常に興奮します。
その結果、ストレスに対する防衛反応として強い動悸や呼吸困難などが起こります。
また、ノルアドレナリンの増加を静めようと別の神経伝達物質であるセロトニンが減少します。
セロトニンの分泌量が変動する時は、気持ちが不安定になりやすくなり、結果パニック発作に繋がります。
ストレスに関与するホルモンは、ノルアドレナリンとセロトニンに他にドーパミンがあります。
- ノルアドレナリン…緊張や不安、ストレスがかかったときに分泌される。
- ドーパミン…喜びや快楽、多幸感、意欲や向上心をもたらす。
- セロトニン…ノルアドレナリンとドーパミンの分泌を調節する。
ストレスによるダメージを最小限に維持するためには、3つのホルモンのバランスが重要です。
特にセロトニンは、ストレスに関係するノルアドレナリンと快楽に関係するドーパミンをコントロールして、精神状態を安定させています。
もしセロトニンが不足してホルモンのコントロールができなくなると、不安感やうつ、パニック発作を引き起こします。
パニック障害を治すためには、セロトニンを増やすことが大切です。
鍼治療はそのセロトニンの分泌を促すことができます。
パニック障害に対する鍼治療
鍼治療は、本来持っている自然治癒力を活性化し免疫力を高めることで、自律神経を整えることができます。
鍼治療の刺激が脳内でのセロトニンの分泌を促し、自律神経を整えることが実証されています。(論文:鍼灸の作用機序から神経内科領域の可能性を探る)
当院の鍼治療は、トリガーポイント療法をベースに治療していきます。
トリガーポイントへの鍼刺激が交感神経の緊張状態を抑え、副交感神経の働きを改善することがわかっています。
当院では、トリガーポイントを今までの経験則から探し出すだけではなく、超音波エコーを使ってより確実に場所を特定していきます。
近年の研究により、トリガーポイントは、筋膜や腱、靭帯など軟部組織(ファシア)にできることが解明されました。
パニック障害の場合は、筋膜にトリガーポイントができます。
筋膜は、全身を包むタイツのようなもので、長時間ストレスがかかり続けると、筋膜が縮こまり筋膜同士の癒着が起こって、全身を締め付けてしまいます。
自律神経が乱れると、気持ちは休もうと思っても体の緊張が抜けない状態は、この筋膜の癒着が起こっている証拠です。
横に伸びる白い線が筋膜です。
より白く濃く写る部分は、筋膜の癒着が起こっていることを意味します。
つまり、トリガーポイントとは筋膜の癒着です。
筋膜の癒着=トリガーポイントを解消することで、自律神経の活動を正常に戻すことができます。
当院の鍼治療は、トリガーポイントに直接アプローチすることで、筋膜の癒着が取れて柔軟性が良くなり、パニック障害が改善します。
以下、当院でのパニック障害の鍼灸症例です。
参考にしてみてください。
【症例】肺気胸後の自律神経失調症(頭痛、首から背中の痛みと圧迫感、息苦しさ) 40代男性
パニック障害は、数回の施術で改善するものではなく、回数を重ねるごとに少しずつ良くなるものです。
通院目安として、最短で半年、症状の重い方は1年以上かかることもあります。
通院初期は、週1.2回、その後改善に伴い2週間に1回、月1回と通院間隔をあけていくのが基本的なペースとなります。
お電話ありがとうございます、
なかいし鍼灸院でございます。