過敏性腸症候群改善(最新版)

  • 便秘と下痢を繰り返す、お腹が張る!
  • 検査では異常が見当たらないと言われた!
  • 腹痛でトイレに行ってばかりで仕事どころではない!
  • 薬が効かず困っている!
  • 減薬したい!

このような悩みを抱えていませんか?

当院は、広島市中区上八丁堀にある過敏性腸症候群の施術をしている鍼灸院です。

過敏性腸症候群が鍼治療で良くなることをご存知でしょうか?

過敏性腸症候群は、ストレスや体の緊張から自律神経の働きが乱れ発症します。

鍼治療は、免疫力や自然治癒力を高める働きがあり、自律神経の乱れで不足しがちな脳内物質であるセロトニンを増やすなど、自律神経に深くアプローチできる施術方法です。

このページでは、過敏性腸症候群の原因や治療、当院の鍼治療など解説しています。

是非、参考にしてみてください。

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群とは、検査をしても潰瘍や炎症が見当たらず、下痢や便秘、腹痛や腹部の張りを生じる病気です。

症状の現れ方は、人それぞれで、

  1. 下痢が続く
  2. 便秘でお腹が張る
  3. 下痢と便秘を交互に繰り返す

など大きく3つのタイプに分かれます。

その他、ガス(おなら)型、腹痛を伴うが排便 によって治る、下痢をしても体重は減らない、血液が便に混じらないなどの特徴もあります。

どちらにせよ、腹痛でトイレから離れられず、日常生活に支障が出て外出がおっくうになることで精神的にも追い込まれてしまいます。

日本人の1割は過敏性腸症候群であるとされており、そこまで珍しい病気ではありません。

ただ、検査で異常が見つからないため、周囲からの理解が得られず悪循環に陥ることもあります。

過敏性腸症候群の原因

正直なところ、医学的に明確な原因はわかっていません。

ただ、自律神経の働きが原因となっているのは確かです。

腸の運動は、自律神経によって支配されています。

副交感神経が活発になると腸が活動し、交感神経が活発になると活動が低下します。

腸は、自律神経と繋がり脳と密接に関わります。(脳腸相関といいます)

そのため、脳が感じたストレスは、自律神経を介して腸にも伝わり、腸の運動異常を引き起こします。

脳腸相関~腸と心は繋がっている

脳腸相関(のうちょうそうかん)とは、脳の状態が腸に影響を及ぼし、逆に腸の状態も脳に影響を及ぼす現象です。

簡単に言えば、腸と心は繋がっているということです。

人は緊張したときお腹が痛くなることがあります。

これは腸と心が自律神経を介して繋がっている証拠です。

腸は、消化と排泄以外の働きとして血液を作り出す源にもなります。

自律神経の働きを安定させるためには、良質な血液を流すことが大切です。

そのためには、腸内環境を整えることが重要になります。

幸せホルモンといわれるセロトニンの約95%は、腸壁で作られています。

腸内環境が悪くなればセロトニンが作られなくなり、脳からのセロトニンの分泌が減少します。

その結果、やる気や気分の低下、うつ症状まで現れることもあります。

過敏性腸症候群で精神的な部分に影響が出てくるのは、このように腸と心が繋がっているからです。

過敏性腸症候群に対する鍼治療

過敏性腸症候群に対する鍼治療

鍼治療は、本来持っている自然治癒力を活性化し免疫力を高めることで、自律神経を整えることができます。

鍼治療の刺激が過敏性腸症候群で不足しているセロトニンの分泌を促し、自律神経を整えることが実証されています。(論文:鍼灸の作用機序から神経内科領域の可能性を探る

当院の鍼治療は、トリガーポイント療法をベースに治療していきます。

トリガーポイントへの鍼刺激が交感神経の緊張状態を抑え、副交感神経の働きを改善することがわかっています。

当院では、トリガーポイントを今までの経験則から探し出すだけではなく、超音波エコーを使ってより確実に場所を特定していきます。

近年の研究により、トリガーポイントは、筋膜や腱、靭帯など軟部組織(ファシア)にできることが解明されました。

過敏性腸症候群の場合は、筋膜にトリガーポイントができます。

筋膜は、全身を包むタイツのようなもので、長時間ストレスがかかり続けると、筋膜が縮こまり筋膜同士の癒着が起こって、全身を締め付けてしまいます。

過敏性腸症候群に対する鍼治療

横に伸びる白い線が筋膜です。

より白く濃く写る部分は、筋膜の癒着が起こっていることを意味します。

つまり、トリガーポイントとは筋膜の癒着です。

筋膜の癒着=トリガーポイントを解消することで、自律神経が整い腸の活動を正常に戻すことができます。

当院の鍼治療は、トリガーポイントに直接アプローチすることで、筋膜の癒着が取れて柔軟性が良くなり、自律神経の働きが改善します。

以下、当院での過敏性腸症候群の鍼灸症例です。

参考にしてみてください。

【症例】首こりと過敏性腸症候群 30代女性

【症例】過敏性腸症候群で下腹部にガスが溜まっている感覚と痛み 50代女性

【症例】過敏性腸症候群、腹痛と下痢でトイレに行く回数が増える 40代女性

【症例】学校で人目が気になる、トイレに行けない場所で困る過敏性腸症候群 10代女性

過敏性腸症候群は、数回の施術で改善するものではなく、回数を重ねるごとに少しずつ良くなるものです。

通院目安として、最短で半年、症状の重い方は1年以上かかることもあります。

通院初期は、週1.2回、その後改善に伴い、2週間に1回、月1回と通院間隔をあけていくのが基本的なペースとなります。

なかいし鍼灸院