- 肉離れをしてしまった!
- マッサージをしてもいい?
このような悩みを抱えていませんか?
筋肉の損傷程度にもよりますが、肉離れをして1ヵ月以内は、マッサージをしてはいけません。
私は、中学生の頃マッサージをしてもらって、足がパンパンに腫れ上がり歩くこともできなくなりました。
そのぶん、完治するまで倍以上の時間がかかってしまいました。
私と同じような経験をすることがないよう、正しい知識を理解することが大切です。
この記事では、肉離れにマッサージをしてはいけない理由を解説しています。
是非、参考にしてみてください。
1.肉離れには程度がある
肉離れは、筋肉の損傷程度によって回復するまでの時間が違います。
少しでも早く治そうとマッサージをしたい気持ちはわかりますが、間違いなく悪化しますのでやめましょう。
肉離れは筋肉の損傷であり、完全断裂と部分断裂にわけられます。
完全断裂の方が発生しやすいという報告もありますが、実際の現場でみる限り、正しく判断されないまま自然経過している部分断裂が圧倒的に多いと感じます。
以下、筋肉の損傷の程度の分類です。
- 1度:筋肉が引き伸ばされた状態。筋力や可動域制限が少なく、損傷している筋肉にストレッチを加えると、不快感や違和感、痛みがある。
- 2度:部分断裂した損傷であり、一般的な肉離れ状態。筋収縮(筋肉に力を入れること)はできるが、痛みのためできないことがある。
- 3度:完全断裂。損傷部に凹みがあり、押すと強い痛み。筋収縮ができない。
肉離れを起こすと内出血して、青あざになることがあります。
それは、筋肉が断裂している証拠であり、2度か3度の損傷になります。
2.肉離れは筋肉の断裂である
肉離れは、筋肉の断裂です。
その状態で、マッサージをすると、筋肉が再度断裂する可能性が高くなります。
また、断裂すると炎症が起こっているので、マッサージによってさらに炎症を強めてしまいます。
その結果、悪化するのです。
打撲なども同じですが、炎症があるところを揉んではいけません。
筋肉が断裂すると、その部分の組織は瘢痕化し、(硬い組織に変わること)筋収縮が以前のようにできなくなります。
つまり、筋肉が硬くなることで、伸びにくさや肉離れが再発する危険性が増すということです。
誰でも肉離れを起こすと、瘢痕化して硬くなりますので、この時点で軽いマッサージやストレッチを開始すると良いです。
自分で判断するのではなく、専門家に聞いて行ってください。
約1ヵ月後からマッサージ開始になると思います。
3.肉離れをしてしまったら?
- すぐ冷やす
- テーピングなどで圧迫する
- 睡眠時は足を少し高い位置に上げる
- エコー検査などで損傷度合を確認
- 鍼治療
- 少しずつストレッチを開始
このような流れが理想です。
肉離れには、鍼治療が効果的です。
肉離れをした直後は、炎症が強い時期ですので、冷やして圧迫することが大切ですが、1週間ほど経過したら鍼治療をおすすめします。
肉離れをすると筋肉が硬くなりますので、自然回復を待つより鍼治療のような組織を修復するできる治療がいいのです。
4.まとめ
いかがでしたか?
- 肉離れは、マッサージをしてはいけない。
- 1ヵ月後に軽いマッサージやストレッチをする。(専門家に相談)
- 断裂部の瘢痕化や早期に痛みをとるには、鍼治療が効果的。
肉離れでお悩みの方は、ご連絡ください。
お電話ありがとうございます、
なかいし鍼灸院でございます。