- ランニングをするとふくらはぎがパンパンになる!
- ストレッチをしているけど、痛みがとれない!
- もう少し長い距離を走りたい!
このような悩みを抱えていませんか?
ランニングを続けていると、ふくらはぎの張りや痛みが気になることがよくあります。
距離を伸ばしたいのに、途中で諦めてしまうこともあるかと思います。
筋トレやストレッチをして対処はしているものの、あまり効果がないのではないでしょうか?
そのようなときは、鍼治療です。
この記事は、ランニング時のふくらはぎの痛みの鍼治療について解説しています。
是非、参考にしてみてください。
1.ふくらはぎとは
ふくらはぎの筋肉は、腓腹筋とヒラメ筋から成り、まとめて下腿三頭筋といいます。
下腿三頭筋は、つま先立ちをするときに働く筋肉なので、ランニング時に地面を蹴る瞬間に一番力を発揮します。
そのため、ダッシュ時は肉離れが多く、長距離を走る時は疲労が蓄積してふくらはぎがパンパンになって痛みが出やすいのです。
腓腹筋は、膝関節と足関節の2関節をまたいでついているため、地面を蹴る動きと同時に膝を曲げる動きにも関わります。
そのぶん、疲労が蓄積しやすく、血液の流れが悪くなります。
ふくらはぎの筋肉は、第二の心臓と言われており、下半身の血液を上半身に送る役割をしています。
ふくらはぎに柔軟性がないと全身の血液循環にも影響を与える可能性があります。
2.ランニング時にふくらはぎが痛くなる理由
2-1.一定のリズムで一定の負荷がかかるから
ダッシュする時は、一瞬力が入ったり、抜けたりを繰り返し、ふくらはぎに強弱の刺激が入ります。
短距離走の人にふくらはぎがだるくなる、パンパンに張る現象は少ないです。
それは、速筋が発達しているからです。
このような方は、肉離れが起こりやすいです。
逆に長距離の人は遅筋が発達しているため、どちらかといえば鈍い痛み、重い痛み、だるい、張りなどが現れやすいです。
同じ一定のリズムで一定の負荷がかかり続ける運動は、遅筋が発達します。
ランニングは、地味な負荷がかかり続けることで疲労が溜まり、筋肉の張りや痛みに繋がります。
2-2.ストレッチで疲労回復が重要
肉離れは走ることができませんが、この症状は走ることができます。
走れるんだけど、痛くなるといったところでしょうか?
それにはストレッチをして、ふくらはぎの柔軟性を上げること、疲労の回復を促進することがとても大切になります。
しかし、それだけのケアでは効果がないことがあります。
そのときは、鍼治療を受けてみてください。
鍼治療は、筋肉の緊張を緩めるためにスポーツ選手がよく利用されています。
3.ふくらはぎが痛いときの鍼治療
ふくらはぎは、内側と外側にわかれます。
そして一緒にアキレス腱となって踵につきます。
ふくらはぎがパンパンに硬くなると、アキレス腱にも影響を与えるのはそのためです。
特に痛みが出やすい場所は、内側、外側、筋腱移行部の3ヵ所です。
筋腱移行部とは、筋肉が腱に変わる部分のことです。
痛みが出る場所は、ランニングフォームなど体の使い方によって、それぞれ疲労が溜まりやすい場所が違うので、入念に触っていくとわかります。
その部分に鍼を打っていきます。
筋肉は、筋膜という膜で包まれています。
このように横に伸びる白い線が筋膜です。
正常では一定の厚さで筋膜が伸びていくのですが、右の方は分厚く写っています。
これは筋膜が縮こまり硬くなっている証拠です。
その結果、筋肉が硬くなるのです。
鍼治療は、この柔軟性をなくした筋膜に刺激を入れ、筋肉全体を柔らかくすることができます。
鍼治療について詳しく知りたい方は、「鍼灸について」をご参照ください。
4.まとめ
いかがでしたか?
趣味のランニングを長く続けていくためには、原因を理解し、適切な治療を受けることが大切です。
ふくらはぎの鍼治療に興味をお持ちの方は、ご連絡ください。
お電話ありがとうございます、
なかいし鍼灸院でございます。